吉田調書・・主張のずれ | xyavのくしゃくしゃブログ

吉田調書・・主張のずれ

吉田調書が発表され、菅首相との主張のずれが浮き彫りになりました。


要点は次の3点です。


1、事故翌朝の首相の視察について


首相は役に立ったと述べたが、所長は 説明はできず、バカ野郎と言いたい、として食い違う。


2、撤退について


首相は、海江田大臣から 撤退を検討している、と聞かされ、社長を呼び、認めない、と告げたところ、反論はなかった。


所長は、撤退せよとの指示は全く受けていない、と証言。


3、ベント


東電は12日午前3時にベントを発表しましたが、実施されたのは午後2時になりました。


大臣は、ベントをするほどの大事故だと知られる事を怖れ、遅れている、と考え、所長に早くやれと迫った。


しかし、ベントの遅れは、弁を開閉するための電力を失っていたうえ、余震や放射線量の上昇で手動操作も困難を極めたことなどが原因だった。


遅れを非難する声があったことに対し、吉田氏は調書で 「現場が躊躇(ちゅうちょ)しているなどと言っているやつは、たたきのめしてやる」 と憤りを示した。


これは、現場が危険で、所長や所員以外に近づく人がなかったことが原因のように感じます。


では、もしも同じような事故が起きた時の体制作りはできているのでしょうか。


電源車を備える、防潮堤を高くする、などの防止策は取られますが、事故時の体制づくりができていません。


要するに、誰が現場に行くか、それを決めておく必要があると考えます。