計画避難区域
人間ドックで受けるCTスキャンは、1回で上限で10ミリシーベルトの被曝をするが CTスキャンを一年に2回受けることが、それほど問題になるのか。
放射線を浴びた際に「発ガンする確率」は、100ミリシーベルト以上の被爆線量で、確認されている。
「放射線による発ガンの影響は、1000ミリシーベルトの場合は5%」、100ミリシーベルトの場合、0.5%になる。
現在の「帰還困難区域」の年間積算線量50ミリシーベルトの場合、「影響が出るかどうか、分からない」というのが、世界の科学者の見解だ。
国際放射線防護委員会(ICRP)は「一年間50ミリシーベルト」という「閾値」を設定していますが、別に科学的な根拠があるわけではなく単純に発ガンのリスクが放射線の量と比例すると考えると、50ミリシーベルトの発ガンの可能性は0.25%になり、100ミリシーベルト未満の発ガンの確率上昇は確認されていない。
無論、ガンになったとしても、必ず死に至るわけではなく、0.25%未満の発ガンのリスクを恐れ、故郷を失った人たちは、それゆえに却って健康を害する可能性もある。
この世界で生きている限り、全てのリスクから逃げることはできず、放射線でガンになる確率よりも、交通事故で「死ぬ」確率の方が、我が国の場合は間違いなく高い。
ところが、現実には放射線を科学的根拠を無視して恐れる人が多く、まさにヒステリックに騒ぎ立てる彼、彼女らこそが「風評被害」を作り出してい元凶で菅内閣の「極端に厳しい基準」を設定した上での避難の強制が、風評被害に拍車をかけた。