国債発行 無限論
国債発行はどれくらい可能か。
これは永遠に無限にいくらでも発行できる。
ただし日本や中国のような突出した債権国で、かつ ある程度の年間発行可能量にも限りがある。
ではそれはどれくらいか。
国内の家計 企業、政府の負債は2651兆円で これは金融機関の貸付であるから、国内の債権は単純に2倍して5300兆円ある。
仮にこの国内債権と生産能力が均衡しているとして、例えば一気にこれが200兆円も増えれば4%ほど増加するから 4%ほどのインフレになると予測できる。
すると民間債務に変動がないときに2%の物価上昇を目指すなら、100兆円ほど国債を発行すれば良い。
こうしてインフレになれば企業が投資のために負債を増やすため、政府は債務を増やさなくて良くなる。
その時に増発すればインフレが過熱するから、インフレなら国債発行はジャンジャンできる訳ではない。
インフレでないなら国内債権が不足しているため 政府は思い切った大量の国債を発行し、企業の投資を促す必要がある。
その為の国債発行なら これは無限に可能である。