国債の金利 | xyavのくしゃくしゃブログ

国債の金利

国債の価格が下がる時 インフレならこれは自然な事で問題ない。


ではインフレでないのに下がればどうなるか。


これは自国通貨建て国債なら 通貨発行者が無制限に買い取ることが可能だ。


それが国債の信用である。


ところが ユーロは通貨発行権をECBに委譲しているために無制限の買い取りが行えず、破綻する。


であるから金利が高騰した。


そうでない独自通貨を持つ国なら 買い取りにより価格を買い支えられるので、暴落しない。


暴落するのは、外貨不足により外貨建て国債を買い支えられない場合だ。


そして自国通貨建て国債は無制限に買い支えられるのであるから 危機は国債の暴落、金利の高騰ではなく通貨危機として表出する。


そのため国債ではなく、円の暴落はあるのかと言う事になってくる。


そこで円を見れば、ドルよりも安全性が高い有事の円になってきているという現実がある。


これは米国は債務国に転落し 日本が債権国として浮上しているからだ。


米国が債権国となった時は、債務者なき実物の金(ゴールド)を保有したから利子が付かなかったが、日本の場合は債務者があるので 債権は利子により雪だるま式に膨張していく。


これが円の強さであり、そして円が強いのであるから国債をどれほど多く発行しても全く問題ない。


というよりも発行が少ないためにデフレとなっているのであるから、増発しない限り デフレを脱しない。


すると税収は不足して国債発行が減らず、このデフレのまま増税しても 税収は増えずに国債発行は増えてしまう。


増税ではなく 増発でなければ財政再建できないのは明らかなのである。