トイレ・ファブリーズ 2
トイレをした後に、シュッ と ひと吹きするのは、カミサマまで出て来て綺麗にする、私達の和の文化だ。
ここで私は 欧米の神と日本の八百万の神の違いを強調したいのだが、このようなトイレの神様と言う事なら これは宗教ではないと誰もが分かる。
欧米の神は 経典があり、創始者の存在する歴とした宗教だが 日本の神は違う。
シュッ とする所に、日本の神がいるのであり これは宗教でなく、文化だ。
古事記は 「天地(あめつち)」 =自然 と言う言葉で始まり、日本人は自然を最も重視する。
人間は 意思や知恵、技術や知能を持つ高度な生き物である前に、生物として自然と不可分の存在だ。
この全く当然の事を、当たり前に前提とし、地球上の全ての人と 全ての生物と、そして自然と上手く関わりを保ちながら生きていこうとするのが、和の文化である。
和の文化は 自然を最も重視する。
上手く関わりを保つのであるから、自然や健康に優しく エコであり、そして絶対的な平和志向だ。
人として 私達が自然を重視するのは、人が生物である以上 それこそ全く自然だ。
地球上の全ての人が私達と同じ人間であるのであるから、この和の文化を受け入れる素地は必ずある。
受け入れられずとも、何となくでも理解されてよい筈だ。
欧米と違い 日本の神様は宗教ではなく、普通に自然に理解される文化だと私は再度強調したい。