資金循環 | xyavのくしゃくしゃブログ

資金循環

昨年末時点の資金循環が 日銀から発表された。


      昨年末     9月末


家計資産 1547兆円 1510兆円
企業資産  792兆円  791兆円
政府資産  494兆円  481兆円


資産合計 2833兆円 2782兆円


家計負債  353兆円  354兆円
企業負債 1038兆円 1002兆円
政府負債 1112兆円 1133兆円


負債合計 2503兆円 2489兆円


国内純資産 330兆円  293兆円


海外資産 699兆円  637兆円
海外負債 398兆円  362兆円


対外純資産 301兆円 275兆円


前回分を3月13日に記事に書いたが 対外純資産は9月末の275兆円から、10%ほど増えた。


国内純資産も293兆円から10%増えており、この二つは本来同じモノであって この10%は、為替の変動幅だと思われる。


なぜなら この間、経常収支は小さな黒字に留まっているためで アベノミクスの効果により、対外資産は10%増えている。


ところが対外負債も10%近く増えており これは円建てではなかったという事になる。


いずれにしても今回は 日本の純資産は円安によって膨張した事が大変よく示された。


私はこれにより 円安による破綻の虞は皆無である事を証明できたと考えたい。


対外資産が膨らめば 当然、所得収支の黒字も大きくなるのである。


前回の9月末との違いで特筆すべきは 家計の負債は変動がなく、企業の負債は増え 政府の負債は減っている事だ。


つまりアベノミクスにより 経済は健全化の方向へ動いている事が分かるのである。