国内投資を増やす 2 | xyavのくしゃくしゃブログ

国内投資を増やす 2

債務者と債権者があり その債務者が通貨発行者であれば、それは通貨と同じ信用を有している。


ウィキぺディアのシニョリッジの説明を見れば 紙幣の発行は日銀の負債として計上されるのであるから、国民が皆現金を持てば 同じだけの負債を日銀が持ち、やはり債務と債権は釣り合い バランスしている。


この項では 紙幣は日銀の約束手形だと言っている。


紙幣は日銀が債務者で 国債は政府が債務者で、日銀と政府は一体である と見做す。


破綻させたいのであれば 別法人であって財布は別だ、と主張し それは言論の自由なのだろうが、国民の生活を破壊する破綻をさせる必要が どこにあるのか。


1や2でなく 3が破綻の原因だ。


破綻論者の主張は 借金が上回る、でもなく 返済できなくなる、でもなく、通貨価値が暴落して破綻する というモノであるから、何故これが大丈夫かを私は証明しなければならない。


証明すべきは これであり、また私の主張には 経常収支も出てくる。


簿記では 借り方と貸し方の左右に同じ金額を記帳するが、支出と収入 貸付と借受は、お金が移動する相手側とこちら側で 単に逆になるだけだ。


であるから 借金とは、それを借りる方から見れば借金だが 貸す方から見れば債権であり、資産であって お金である。


これがBSの仕組みだ。


借金(=債権) または通貨発行が際限なく増えていく事によってお金の総量が増える為に インフレが過熱するが、それは借金だけが増えるのではなく 債権(=お金) も、借金と同じだけ増えている。


減っても 同じだけ減る。


ここでは、借金=債権 であるから量が同じだが その差額は国内純資産として存在し、左右がバランスしている。


この国内純資産は国内で生み出されたのではなく 経常黒字として流入したモノで、これが蓄積して 日本は純資産国となっている。


逆に経常赤字になれば 国内から流出し、それが継続して 米国は純負債国となっている。


国内の借金が増え 国内の資産が不足してこれが賄えなくなるのは、純負債国となり 差額が大きくなってしまう場合だ。


次回も。