盤上の格闘技 | xyavのくしゃくしゃブログ

盤上の格闘技

盤上の格闘技で世界的に有名なのはチェスだろう。


将棋は大変よく似ているが 多分日本独自のモノだ。


その点 囲碁は東アジアだけかも知れないが世界共通で、駒には優劣がなく 黒と白だけと言うシンプルなゲームだ。


さてチェスと将棋では どちらの方がより複雑なのだろうか。


どちらもコンピューター棋士との対戦が行われるようだが、チェスは取った駒を使えないのに対し 将棋では繰り返し使え、さらに裏返して ”成り” などもあるから 複雑かもしれない。


歩が相手陣まで攻め込めば 金成り になる。


元々の金ではなく 「成り金」 だが 金と同じ働きをする。


裏返さずに そのままの使用も可能なのだろうが、ナカナカに示唆に富む気がする。


歩兵でも 活躍次第で取り立てて貰えると言う希望がある。


そして 努力虚しく相手に取られれば、今度は相手陣の駒として戦える。


死んでしまう、殺してしまうのではなく、生かされ 活かされる。


これも何か希望の持てるコトのような気がする。


敗戦の将 兵を語らず、ではないが 偶々所属の組織で見出されなくとも、次には活路があるかもしれない。


取られたら終わり、のチェスとは 全然違う。