生活保護と投資
1億人の人口の2% 200万人の人が生活保護を受けているとして、仮にその200万人の人が海外へ移住すればどうなるか。
残りの98%の人は誰ひとり 生活保護を受けずに暮らせるのだろうか。
これは恐らくそうではない。
やはり残ったうちの いくらかの人は支援されるようになるだろう。
現役時代にしっかり働いた人の老後を 社会が保障するのは当然である。
ではまだ現役の人ならどうか。
この人は これからしっかり仕事を得て社会に貢献するから、これは将来への投資である。
もしその本人は働かなかったとしても その子供たちが還元して呉れれば良い。
投資のない社会はジリ貧になり 滅ぶ。
生活保護も 将来に芽が出る投資なのである。
保険は 掛けた人が全員保険料を受け取るのではなく、その中の 不幸にして必要となった人だけが受け取ると言う相互扶助の仕組みである。
生活保護も同じだ。
それを受け取る人は迷惑を掛けている、などと暴論を述べる人があるがそうではない。
絆、という言葉が語られるように 支え合って生きているのである。