13年間の人工透析 の末 生体腎移植 を行った その体験記

13年間の人工透析 の末 生体腎移植 を行った その体験記

2002年日韓W杯の年に、慢性腎不全から人工透析治療を導入し、
2014年ブラジルW杯の年に、生体腎移植を決意し
2015年カナダ女子W杯の年に、移植手術をした筆者の
腎移植の体験と、13年間の人工透析生活の体験を書いています

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お久しぶりです。
約7か月ぶりの更新になります。

 

突然、更新をやめてしまったので
ご心配された方もいらっしゃった
かもしれません。
すみませんでした。

 

お陰様で、この7か月は

無事に過ごしております。

 

6月には、移植一年目の

腎生検を受けましたが
問題なし。

 

8月には、左手のシャントを

閉じる手術をしました。

 

 

クレアチニン値は漸増し

ついに1.00を超えましたが
直近では0.95、と1以下を保っています。

 

懸念は副甲状腺ですが
血中Ca濃度は

上がったり下がったりを繰り返しています


上がる度に、副甲状腺切除手術を

検討する繰り返しでした。
ただ、一時は11を越えた数値も、

最近は下降傾向です。
直近で10.3とまだ高値ですが安定しています。

 

この調子で、2年目、3年目と無事に過ごしていきたいです。

 

先週の検査で
クレアチニン値は1.06
前回よりもさらに
悪化しました。

まだ、正常の範囲内ですが
「少し気にした方がいい」
と担当医。

そろそろ移植後一年を迎え
一年後の精密検査が
始まります。

その一発目が
副甲状腺のエコー検査。

副甲状腺は、
のどの甲状腺の裏側にあり
血中のカルシウムを調節
する働きをします。

しかし長く透析を
続けていると
副甲状腺の、カルシウム
を調節する機能が暴走し
どんどんとカルシウムが
血中に増えてしまいます。

高カルシウム血症という
合併症です。

最終的には動脈硬化が
進み、心筋梗塞や脳梗塞
のリスクが高まります。

私の場合、
昨年の移植手術前から
血中カルシウム濃度が
高く、移植後も高止まり
状態です。

透析中に使用していた薬は
移植後は保険適用外なので
高額で使用できません。

最終的には副甲状腺を切除
するしかありません。

実は昨年の腎臓移植前も
移植手術の前に副甲状腺の
切除手術をしようか
という話まで進みました。

その時は移植を優先し
術後1年間の「執行猶予」
となったのです。

そして一年後、
血中カルシウム濃度は
もう少しで正常値の上限
まできていますが
相変わらず高止まり
しています。

今度行うエコー検査で
一年前の検査より
大きくなっている場合は
いよいよ手術ということに
なるかもしれません。

手術自体はさほど難しい
ものではないのですが
甲状腺を傷つけたり
声帯を傷つけたりする
リスクはあります。

何故こうなってしまったか
それは次回お話しします。

10日程前のことですが、
朝の免疫抑制剤の服用を
忘れてしまいました。
移植後初めてのことです。

免疫抑制剤は、
12時間間隔で
決まった時間に
飲まなければいけません。

私の場合は、
朝の8時半と20時半に
服用しています。

仮に飲み忘れたとしても、
次の服用時間の
7時間後までなら
飲むことができます。

ただ、不規則な飲み方は、
薬の効果が落ちますので
服用時間は厳守です。

これまでも飲み忘れは
数回ありましたが、
たいてい2時間後位には
気がついて
クリアしていました。

今回忘れたのは、
朝会社で飲む薬です。

飲み忘れ防止のために
パソコンでアラーム
設定をしていたのですが
その日は慌ただしくて
薬は飲んだものと
思い込んでいました。


移植後、半年以上も
順調に経過してくると
つい、
もう大丈夫、治った!
と思ってしまいます。
これが過信です。

しかし移植腎である限り
「治る」ということは
ありません。

免疫抑制剤も
飲み続けなければ
いけませんし、
いつまた、
腎臓が悪くなるかも
わからないのです。

従って、
「治る」ということは
最期の時までないのです。

4月に入り、
前よりも仕事量が増え
無理をしがちです。

調子が良いときほど
油断と過信 には
充分気をつけなければ
いけません。

特に、
無理だけはしない ことを
肝に銘じます。

でないと、
元の体に後戻り
です。