植田実さんとの二日間
植田実さんと言っても一般の人はほとんどの方は知らないと思いますが、
私たち以上の設計士は、一度は彼のお世話になったことはあるはずです。
もう廃刊になってしまいましたが、一世を風靡した建築雑誌「都市住宅」の編集長。
後に「GA HOUSES」の編集長をへて住まいの図書館出版局編集長。
2003年度日本建築学会文化賞受賞。
等々あげればきりがありませんが、建築雑誌の隆盛期を支えた中心人物です。
縁あって私の存在を知って頂き、地方の無名の一設計士のために二日間も時間をとっていただき
名古屋まで足を運んでいただけるというお話を聞き、早速見学会を企画しました。
当初は3月に行う予定でしたが、大震災となり順延し今回無事行うことが出来ました。
建築のことは何も知らなかった大学入学当時、
「都市住宅」は私の建築の扉を開いてくれた重要な雑誌です。
30数年経って自分の成長を見て頂けたことは、
勝手ではありますが、何か恩返しが出来たような気分です。
現在お住まいの家に二日間で12軒訪問するということで
オープンハウスとは違いかなりハードなスケジュールとなりました。
植田さんの感想は直接お聞きしていないですが、クライアントとセットで見て頂いたことで
住宅としての完成度が増した状況で見て頂けたのは、とても充実した見学会になりました。
私自身もあらためてクライアントがいなければ何も出来ないことを痛感し
素晴らしい方達に出会えたことを再認識し、幸福感に満ちたものとなりました。
見学させていただいたクライアントの方々には、この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。
植田さんとツーショット。
名古屋駅にお送りし、別れ際に撮っていただきました。
良い思い出になりました。
見学会に参加してくれたGA設計の長田くんが感想をブログで書いてくれましたので紹介します。

