これは、紛れもない実話で御座います。
私め、用事があって深夜に車を運転しておりました。
…すると、前方の道路の中央に2つの人影が。
何だろう…?と思いつつ徐行しましたが、人影は一向に退く気配も無いので
私め、やむなく停車。
何だろう?
辺りに車も無いし…
こんな時間に酔っ払い?
すると、人影はだんだんこちらへ近づいてくる。
だんだん
だんだん
露わになるその顔は……
……
…
頭から流血する
血だらけの男性だったので御座います。
一体何があったのでしょう?
朦朧としつつも、怒りや屈辱感を孕んだ表情をしたまま、こちらへ近づいてくるではありませんか。
ふと、男性の後ろの人影を確認すると、そちらは警察官で御座いました。
血塗れの男が、怨霊のような形相でこちらへ近づくのを、後から追う警官……
何?
どうして近づいてくるの?!
私め、あまりの恐怖に車の鍵をロック致しました。
血まみれの男性から目を離さないまま、近づく彼の行動を見つめておりました。
するとゆっくりと近づいてくる顔は、運転席側のサイドミラーをかすめてゆきました。
そして、車体の後方にもたれる様にぶつかってきたのです。
気付くと、私めの後ろにも車が止まっており、男は、その車にも同様にして体当たりしていったので御座います。
全く状況が掴めないまま、血塗れの男は警官に追われながら道路を突き進み、去ってゆきました。
結局…
車体に僅かな血液をなすり付けられた以外は何もなかったので御座いますけれど
あの男が一体どうして血塗れで、どうしてわざわざ体当たりして、どうして道路の中央を歩いていたのか、今も謎のままなのです。
その道の周りには、他に人も無く、事故らしい車も御座いませんでした。
やはり、酔っ払いだったのでしょうか…
高架線の真下でしたので、或いは自殺を目論んだのか…
死に切れず、八つ当たりでぶつかってきたのか…
何はともあれ、何事も無くて良かった良かった。
やはり怖いものといったら、幽霊なぞよりも、やはり生身の人間…といったところでしょうか。
くわばらくわばら。
私め、「秋」という言葉に踊らされぬように、日々精進しておりました。
紅葉の秋、芸術の秋、運動の秋……
様々な秋が蔓延っておりますけれども
何でもかんでも「秋」と付ければ良い訳では御座いませんもの。
何でもかんでも「秋」と付ければ特別、みたいな。
こと「食欲の秋」に関しては、太ってしまう言い訳のようで。
ふん、軟弱な。
私め、食欲の秋という名の誘惑には負けないよう、強靭な精神力をつけております。
だって、大人ですもの。
だから、秋の誘惑なんて……
誘惑なんて……
……
……。
私めの根性の、なんたる軟弱なことか。
泡のように儚く弱々しい私めの精神は、まるでモンブランのホイップクリーム。
ホイップメンタルな私めは、夜中の1時にも関わらず
その禁断の蓋を開けてしまうので御座います。
……まっ
まぶしすぎる……。
因みに、言わずもがな美味で御座いました。
モンブランクリームだけ食すと、モンブラン特有の少々しつこいくらいの栗の風味を感じるのですけれど
それを生クリームが上手く和らげ、濃厚なカボチャプリンの深い味わいが濃密に絡み付きます。
カボチャ好きの方は、是非ともご賞味あれ。
私め、カミングアウト致しますと
実はこの度、シングルマザーとなりました。
そりゃあもう、大変多忙で落ち着かぬ日々が続いておりましたけれども
今となっては、いずれも貴重な経験だったように思うので御座います。
安易な理由で別れた訳では御座いませんけれども
私め、未だに御主人様のことは、ある意味で尊敬出来る存在であり、大切な存在で御座います。
いずれ、この経験も活かせる日が訪れるでしょうか…
未だ、安定とは呼べない日々は続いておりますけれども
子供たちと私めと、4人の生活は
いつの日も穏やかで笑いに満ちております。
時に心や体に疲労を覚える日はあれど
微塵も後悔しておりません。
……まぁ
そういったアレで。
今後は、もう少し更新頻度が増えるかと…
約束など出来ませんけれど。
そんなこんなで。
メイドのように諂っておりました口調も、徐々に改めてしまおうかと。
ただの詰まらない女になるかしら。
まぁ、それも良しと致しましょう。