親友の事をうやむやにしたくない! ~1~ | ★小細胞肺癌の父と家族の物語★

★小細胞肺癌の父と家族の物語★

2013年5月に小細胞肺癌(Ⅲb)と診断され、その後脳転移、そして2014年6月には、骨転移と癌性髄膜炎にもなり、同年8月7日父自身の誕生日が命日となりました。最悪な状況の中でも、最期まで前向きに諦めなかった父と、その家族の日々の出来事などを綴っていきます。

私のブログに度々出てくる

親友・・・私にとっては

【大親友】

かけがえのない大切なお友達でした。




家族ぐるみで本当に仲が良くて、私達家族はみんな彼女の事が大好でした♪



彼女はいつでも前向きで明るくて・・・闘病でどんなに辛くて苦しくても本当に弱音を吐かない我慢強い人でした。

手先も器用で、絵も料理も上手で、行動力もあって、女性なのに機械いじりとかも得意で(笑)

それでいてかなりの美人さん!!、自慢の親友でした。


楽しい事やおもしろい事が、私も親友も大好きだったので、本当に気も合いましたチョキ

だから会ってる時は、いつも二人でたわいもない話でも、爆笑とかよくしてましたにひひ


本当に楽しかったなぁ~ニコニコ




父の旅立つ2週間前に親友は、乳癌で闘病してから、6年目で父と同じ病院で旅立ちました。



父と同じ病院に転院して来て、すぐに父の病室にも来てくれて

「おじさんと同じ病院なら、私も一緒に頑張れるよ。いつでも会いに行くから、一緒に癌を治そうねグッド!

と言って、父を何度も励ましてくれたりもしてました。


父も「○○がいると、心強いし治療も頑張れる!」とよく言ってました。

私達家族よりも、きっと励みになってたと思います。



「私はおじさんの癌の先輩だから」


と笑いながら、いつでも支えて励ましてくれたり、アドバイスしてくれたり・・・

彼女自身も体調良くないのに、体に良いと思う物があると、遠くでも買いに行って、一人でも私の実家に行って持ってってくれたりとか・・・自分の事よりも、人の事をいつも優先する、本当に気遣い屋さんでとても優しい人でした。



そんな彼女のご家族からも私の事を

「家族同然だよ」

と言って頂き、ご家族の方達と一緒に看取らせてもらえて、お手伝いも一緒にさせてもらえて

最期の最期まで、見送る事も出来ました。


ご家族の方が、私を呼んでくれた事。


そして彼女の最期まで、自分が仲の良いお友達でいられた事に、本当に感謝しています。



ただ私には、一つだけ今でも忘れられない許せない事があります。


ご家族の方と、彼女を看取るまでに、こんなひどい事があるのか?って事があったからです。


本当はもっと早くにこの事を、ブログに書くつもりでした。

でもご家族の方達の気持ちも考えて書けませんでした。


ただ時間が過ぎれば過ぎる程、記憶もどんどん変わっていくかも知れません。



それがどうしても嫌でした。



でも彼女の事を絶対にうやむやにしたくないのと、同じ様な事があっては絶対にいけないと思ったので、

先日彼女のご家族に会った時に、了承を得て書かせて頂く事にしました。



彼女の旅立つ5日前・・・


食欲もなく、少し体調が悪くなってしまってたので、病院へ行くと、そのまま入院する事になり、金曜日の18時頃に


「今ね病院。入院した。今腹水抜いてるよ」

と彼女からメッセージが入ってきました。


時間も遅かった事もあるかも知れないけど、またこの時更に、土日祝が重なってた事もあって

転院してきてからの、彼女の担当医はいなかったようで

その時にいた、若い女医が臨時の担当になってました。

でもそれを私が知ったのは、彼女の旅立つ当日でした。

卒年が2012年なので研修医なのでしょうか?





腹水で本当に痛くて苦しくて、食事も出来なかったのが、食事が出来るようになって、沢山食べられたって喜びのメッセが入って来た時は、私もすごく嬉しかったです。


でも「1.5リットルでてる」と入って来て・・・衝撃を受けました。


ちょうどその日は、私と母は父の病室にいたので、そのまま彼女のいる棟に、急いで二人で向かいました。



腹水を抜いてもらって、食事も摂れるようになって、少し楽になったと彼女はとても笑顔でした。


笑顔の彼女を見て、目の前で泣く母にも


「おばさん何泣いてるの~(笑)泣いたら駄目だよ~!!私は全然平気だし、大丈夫だから心配しないで」


と笑顔で応えてました。

私も耐えきれず、無理している親友の姿に涙してしまいました。



大きな容器の中に腹水と言われるものが入っていて、メッセが入って来た時よりも多くなっていて、私と母が見た時は2リットルの線を超えようとしてました!!



以前彼女が腹水になってしまった時に


私) 「腹水って抜けば、お腹の圧迫もなくなって、楽になるとかではないの?」

と聞いた事がありました。でも・・・


親友) 「腹水はね栄養たっぷりだから、簡単には抜きたくないんだー。抜くと悪化するだろうし」

と何度も言ってました。


でもその時は、そこまで私も深く考えていませんでした。



それから時間も遅かったので、30分程してから病室を出て、家に帰ったよーとメッセしたら


親友)「3リットルでた。びっくり。写真撮りたかったけど持っていかれた(笑)」


と入って来て楽になったという言葉が、その時は嬉しくて二人で喜んでいました。


でもその後も腹水は毎日抜かれている状態で、3日後に入って来たメッセと画像(下記参照)


ダウンダウンダウン




え?また3リットルも??

これを見て少し不審に思い、そこから色々ネットで調べたりして気付いた事・・・。


腹水は血液と同じようなもので、抜きすぎは死期を早める

というのを見て一気に怖くなりました。


血液でこの量が、毎日のように抜かれてたら、どうなるでしょうか?


そこから一気に、親友は体調が悪化して行きました。




~2に続きます~






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