この衝動がいつまでも続きますように。

存在を知った時にはもう解散してたバンド。

このバンドのライブを観ることは一生できない。

それでも私はこのバンドが好き。

ライブハウス規模のバンドで、アルバム聴いてこんなにわくわくするのは凄く久しぶり。

なんとなく、このアルバムを聴きながら外に出てみようと思い立って、お気に入りのボールペンのインクを買いに来た。

サンリオのショップにも寄った。

今はカフェで1人でお茶してる。

これを飲み終わったらどうしようかな。

休みの日に外に出ないのは、1人で外に出ても楽しくないからなんだ。

外に出る目的がないからなんだ。

外に出れば、たくさん人がいる。

見ず知らずの他人がたくさん。

それが何とも思わない日もあれば、凄く気持ち悪い日もある。

1人じゃ押し潰されそうでこわい。

cf

私が、後輩の名前や顔を思い出せないように、みんなも私のことを忘れ去っていくもの。

記憶は薄れても、記録は変わらない。

何でか分からないけど、中学高校の頃の思い出の手紙や写真を少し持って東京に出てきてた。

帰省した時に、譜面も少し持ってきた。

ああ私こんなことしてたなぁ、そういえば。

なんて、しみじみと。

愛ホルンるいちゃんは、私の手元に来てから11年が経とうとしてる。

お気に入りの壊れてしまったネックレスは、13年前の誕生日前日に、ディズニーシーでお母さんがプレゼントしてくれた。

今でも捨てられずに実家のクローゼットにある、キティさんのラベンダー色の150cmのロンTは、お姉ちゃんのお下がりじゃなく自分の為に買ってもらった初めての服。

勝手に薄れていく記憶と、色濃く残る記憶。

忘れてしまっていいものと、忘れたくないもの。

それぞれいくつもある。

大切にしたいものを大切に。

捨てていいものは捨てていく。

ふと思い出して、捨てるために探したネックレス。

綺麗なまま捨てるのが癪だなって思って、ぐちゃぐちゃに絡ませてティッシュに包んで生ゴミに放り込んだ。

無かったことにしてしまえばいい。

無かったことのようにされてるんだから。

次に引っ越す時には、エコバッグも捨てる気がする。

無かったことにしてしまえばいい。

無かったほうが幸せだったんだから。

私は、今、胸元に光るナットのネックレスを大切にしていく。

今度実家に帰ったら、捨てなきゃいけないものがあるなぁ。

色々、清算していこう。

わざわざ傷付けてくるものなんていらない。

私の幸せを願ってくれない人なんて関係ない。知らない。

思い出ボックスにも、今や不要になったものが数点あった。

捨てた。

大切なものは変わっていく。

減ったり、増えたり。

拾ったり、捨てたり。

ある程度年月が経てば、大切だったものもいらなくなったりする。

私は今日、幾つか思い出を捨てた。

私、捨てたくない思い出になりたい。

ちから

何にもできない日だった。

行くはずの仕事にも行けず、ただベッドから一歩も出られないまま夕方になってた。

彼が帰ってきて声を掛けてくれる。

こんなポンコツでごめんね、と言えば大丈夫だよ、と返してくれる。

本当に情けなくて、申し訳なかった。

煙草も吸わず、水も飲まず、食事も摂らず、ただ横になってるだけだった。

一昨日くらいにお風呂に入りながら、亡くなった祖母を思い出して、会いたくなって泣いた。

生きたいと思ってるのに、まるで今日の私は生きることに興味のない人間のようだ。

胃が空っぽなのが分かったから、グラノーラを食べた。それくらいしか手軽に食べられるものがなかった。

最近グラノーラばかり食べてた。

迷ってることがある。

誰にも打ち明けられてない。

楽しいことも、疲労感がある。

仕事も遊びに行くのにも、翌日は何もない日にしておかないとならない状態。

家事も滞る。

病院に行った方が良さそうな気がする。

電話が億劫。

体が思うように動かない。

それでも生きたい。

涙はまだ出るから大丈夫。

、

鬱期真っ只中。

薬も変えて、気分のジェットコースターは終息したものの。

10日に一回くらい、起きても何もできない日があって寝込んだり。

仕事も思う通りに行けなかったり。

それを彼に言えなくて強がったり。

そんな日々。

いつまでこんなの続けるの？って昨日ふと思った。

今日は診察日だった。

仕事を休むことに負い目なく、経済的不安もなく、1〜2ヶ月部屋で休むことができれば、薬なんてなくても恐らく治るんですよ。って言われても。

好きでやってるはずの仕事にも行けない。

働かないと生活もままならない。

こんな状況なもので、自分を責めないなんてことはなくて。

本社に電話しなきゃ。

それすらも凄く大きな壁に思える。

誰も何も悪くないことは分かっていて、それでも何かの所為にしたくて、その矛先は自分に向かってくる。

これまで、人生の選択肢は全て自分で決めてきた。

両親がそうするようにしてくれたから。

そのおかげで、自分で考える力もついた。

とても感謝してる。

幼い時の私は、きっと周りの誰よりも自分で考える力があって、決断力もあった。

ラッキーな事に、成功することが多かった。

両親は、自由な選択をさせてくれて、それが失敗した時には全力で私を守ってくれた。

いつだって、私の味方でいてくれた。

それが分からないくらい幼かった時は、自分一人で全てを受け止めなければいけないって勘違いもしてた。

一人で抱えて、自分で決めなきゃいけないから一人で考えて、失敗しても自分の責任だから一人で傷ついた。

自分の世界には、自分以外の何者もいないような、そんな気がしてた。

思い違いでしかなかった。

家族はいつだって私の側に寄り添ってくれていて、いつだって一人じゃなかったのに、一人で一人だと思ってただけ。

高校生の時、お母さんに抱きしめてもらって、お父さんの不器用なCメールを見て、やっとそれに気付くことができた。

私はよっぽど恵まれてる。

逃げてるのは私だ。

目を背けるのはもうやめたけど、受け入れられるだけの器がまだ無い。

もう何年、普通の生活を送れてないんだろう。

普通の生活って、どんなんだろう。

多くは望まない。

私はただ、仕事をして、休みの日には出掛けたりして、生活を取り戻したい。

何年もずっとそれだけ望んでる。

未だに叶ってはない。

生きるって、難しい。

硝煙。

今日は病院へ。

ここ最近、あまり調子がよろしくなくて、はてどうしたものかって感じではあったんだけど。

朝起きられないなんてざらにあって、おかげさまで昼間の仕事は昨年一杯でお終いにしました。

しんどい。

お医者様曰く、夜も寝られているのであれば昼も寝ていいって。

そんなこと初めて言われた。

また睡眠管理表とかつけられもしない物渡されるのかなんて思ってたけど。

脳が休息を要しているってことだから、寝てくださいって。

そうして上手くいけば、抗うつ薬無しで治りますからって。

お医者様なんて嫌いだったけど、今の先生は信頼できるなぁ。

初めて何でも正直に話せるし、とても気楽。

何も出来ない事は悪いことじゃないって言ってくれた。

今は、「攻めの怠惰」ですって。

元通りになる為には、怠惰に過ごしてうつをどこかへやっちゃいましょう！みたいな。

まだ完全には納得いってないけど、ゆるりと過ごそうと思います。

焦ったり、何も出来ない自分を責めるでしょうけど、そんなことはないからって励ましてくれた。

何も出来ないって言いつつも、夕方からの仕事は続けていきます。

朝から活動するのは少々厳しいけど、夕方からなら何とかなるので。

ずっと家に居てもどんどん良くなくなっていくのもわかってるし、何かしらは続けていないと。

でも無理はしない。

お母さんに一番に知らせた。

きっとまた迷惑かけるなぁって思ったから。

お母さんはいつでも私の味方でいてくれる。

こんな娘でごめんねって凄く思ってる。

いつか必ず恩返しするから。

彼にもまだ言ってない。

ここのところ色々思う事や考えなきゃならない事があったから、不調も言えずにいたけど。

今日話そうと思ってる。

呆れられたりしないだろうか。少し怖かったりもする。

でも、隠し事は絶対にしたくないから。

少し落ち込むと、世間がとても怖く見えてくる。

どう思われてるのかとか、気にしなくていいことが頭にこびりついてくる。

今、無理をしたり、頑張るのはやめておこうと思う。

頑張らないように頑張ろう。