ユーラシア大陸の端っこ。 | World journey diary

ユーラシア大陸の端っこ。

バルセロナを出る数日前、友達からメールが入った。
「フライトの日、スペインとポルトガルで、大規模なストが起きるらしいけど、大丈夫?」と。

???へっ?
ストって、前もって告知するものなの?てか、飛ばないとか無理ですけど?

調べてみると、やっぱりあるらしい。
前夜も大きな通りを歩いていると、スト軍団が練り歩いてたw
その日は、気にせず、初めてのバルで飲んで忘れることにした。

当日の朝、宿の周りがやけに静まり返っていた。
ネットで調べてみると、マドリッドでは、けが人や逮捕者が出たと。
宿のスタッフも「今日は危険よ!」「タクシーも捕まらないわ」と。

そんなこと言われても、確実にフライトの時間は迫ってくる。
とりあえず、行くしかないので、チェックアウトをして、大きな通りに出た。

ん??案外普通w
すぐにタクシーも捕まったしねw
空港に着くと、普通にフライトもあり、安心して、リスボンに向かうことができた。

少し寝て、起きて外を見てみると、ユーラシアの端っこが、はっきりと見えた。
なんだか切なくなった。



着いたリスボンではストも終わっており、スムーズにバスにも乗れ、予約した宿へ。

次の日、起きてみると、快晴!
これは、景色のいい高台に行くしかないと、朝食後に早速出かけた。

消臭力のCMでミゲル君が歌ってた丘へ。
なのに、途中から、雨が。。。
一度、宿に帰り、雨が止むのを待った。




キレイな夕日は見れなかったけど、坂の多いリスボンを歩いて、
残り少ないヨーロッパでの時間を楽しんだ。

リスボンといえば、ロカ岬!

ってことで、次の日は天気が良くなかったけれど、シントラ行きの電車に乗った。
シントラからバスに乗る頃には、ひどい大雨。。。

しまいには、バスが故障して、寒い中、1時間以上も閉じ込められたw
こんな状態で、岬に行くのは間違っているのかもしれない!
けど、ここまで来て諦めるのは違う!

とりあえず、やってきたバスに乗り換え、岬へ。
向かってる途中に、どんどん晴れてきて、着いた時には、青空に!



ようやくここまで来たなと、うれしい気持ち、
旅の終わりが近づいていることに対しての寂しさ、複雑な気持ちが渦巻く。

それでも、「海の向こうには、次に行く南米がある」と思うと、
先に行っている旅人達を想いながら、これからの新しい旅に期待を膨らませたりした。



岬は、前のめりに立っても倒れないくらい、風が強く、まっすぐ立っていられないw
寒くて、髪が顔に当たって、ほんと痛いw

思う存分楽しんだ後、また雨が降ってきた。
ほんとに運がいい!!

この調子で、南米の旅もうまくいくはずっ!!
そう思い、リスボン、ヨーロッパ最後の夜を過ごした。

にもかかわらず、次の日の土曜日、お金を下ろそうと楽天カードをATMに入れると、
少ししたら、画面が真っ暗に。。。
3回目の吸い込みです。

いつもと違うのは、その日がフライトってこと。
銀行が開くのは、月曜日。
なくなくカードの停止をすることに。。。

ちょっとばかり、先行きに不安を覚えながら、空港にむかった。



michi☆