建築物の構造特性は、柱や梁が剛強で、耐力壁で固められた「がっちりタイプ」と、多少変形しても元に戻れるしなやかさがある「じゅうなんタイプ」に、大きく分けることができます。

このタイプの違いを表すのが、構造特性係数Dsですね。

構造特性係数Dsの値が「小さい」ほど「じゅうなんタイプ」です。
逆に、Dsの値が「大きい」ほど「がっちりタイプ」ということになります。

平成25年

「鉄骨造の必要保有水平耐力の検討に当たって、ある階の保有水平耐力に占める筋かい部分の水平耐力の割合が50%となる場合は、筋かいのない純ラーメンの場合に比べて、構造特性係数Dsを小さくできる。」(誤)

ポイント

純ラーメンと筋かいで補強してるラーメンを比べてください。どっちが、Dsを小さくできる「じゅうなんタイプ」ですか? 

筋かいで補強してるのは「がっちりタイプ」ですから、「じゅうなんタイプ」は純ラーメンの方ですよね。