先日、解剖実習が始まりました


1体の御遺体を4人で解剖していきます


予習→実習→復習


ってな感じで進めていくわけですが


最初の予習で、まず御遺体の皮を剥ぐことを知りました


ちょっと考えたら簡単にわかることですが、皮を剥がないと皮下組織すら見えません


が、しかし、普段見ている生きた人間の体と解剖の対象との境界線がその皮なのです


少なくとも私にとっては


やるまでは非常に抵抗感のある作業でした


そう、やる前までは


実際実習室に入って、皮を剥ぎはじめると


もうね、必死です


御遺体が「御遺体」じゃなくて「もの」に思わなきゃやってられないんじゃない?


と解剖経験の無い人は聞いてくることが多いですが


ものだとか御遺体だとか考えてる暇はありません


必死です


ただただ必死です



そして、新たな問題が発生しました


ホルマリンで頭痛になりました


何度か外に出て持ち直して戻るを繰り返しました


倒れるまで我慢して周りに迷惑をかけるわけにはいきませんからね



そんなわけで、前側体幹の筋肉を剖出するまでに至りましたとさ

水曜から金曜にかけて骨学実習がありました


誰とも知らぬ方のご遺骨を観察して、スケッチして、レポートを書くといった感じの実習でした


明らかに違う人の骨が混ざっていたり

色々個数がおかしかったり

細かいところが欠けててたりしました

その辺はちゃんとしてもらいたい感はしました



しかし実際骨をスケッチしてみて、その後ネッターさんのアトラスを見て思ったことは


ネッターさんすご (゜o゜)


本物そっくりな上、わかりやすく描いてある


色々な方が薦める理由がわかったような気がします

昨日の講義によると、どうやら解剖学のテキストと実習書の他にアトラスも買えとのこと


1万円也


ホントに


もう


ねぇ……