arkを召しませ♪ | ☆C'est La Vie☆

arkを召しませ♪

久しぶりのアルバムコメントシリーズ「ark」編です。


1999/07/01、満を持して2枚同時リリースされたうちの一枚。


arkとはいわゆる「箱船」という意味、2曲目に収録されている「HEAVEN'S DRIVE」という曲にも

「箱舟」という言葉がでてくる。「新しい箱舟にのって♪」


箱舟と聞いてまず脳裏に浮かぶのはやはり「ノアの箱舟」ではないだろうか?

「ノアの箱舟」とは旧約聖書に書かれていた神話に登場する。


概略としては・・・


ずっとむかし世界がまだ若かったころ、ノアという善良な人がいました。他の人間たちは悪い人になってしまっていたので、神様は生きているものすべてを壊してしまおうと決心しました。神様はノアに箱舟を作って、家族とすべての種類の動物をひとつがいずつのせるように教えました。何日ものあいだ世界は水に浸されていました。とうとうノアたちは陸地を見つけ、神様は箱舟を降りるように命じました。神様は地球上の生命を二度と壊さないことを誓い、その誓いのしるしに虹をお遣いになったのです。


97年というと、もうすぐ世紀末という時期で、日本ではノストラダムスの大予言


「1999の年、7の月。
空から恐怖の大王が降ってくるだろう。アンゴルモアの大王を復活させるためにその前後の期間、マルスは幸福の名のもとに支配するだろう。」


ってやつに人々が恐れを抱いていたころ、この時期を上記の箱舟の伝説の時期に見立てて、恐怖に恐れをなす世紀末にこんなタイトルのアルバムをリリースするなんて・・・なんてことを。


まるで自分たちが「新たな箱舟」となり新世紀に架ける新たな虹として大空に君臨するとでもいっているようなイメージさえもってしまう(笑)その後のグランドクロスなどを考えるとあながちこういう考えも間違えではないのかと?当時の勢いがいかにすごいものであったかって言うのもよくわかりますね。