Tierraについて
L'Arc-en-Cielの存在を知って、初めてレンタルしたのがTierra ,heavenly、そしてTrueの3枚。
flowerで魅せられたのが96年。当時Duneはまだインディーズ作品ってことでレンタルで出回ってなかった。
Tierraについて簡単に一言づつ、徒然なるままに描いてみたい。
タイトルはスペイン語で「大地」を意味する。
初期L'Arcの色を存分に味わうことができる幻想的かつ壮大な10篇の曲から成る物語。
大地と空の境界線はどこにあるのだろうか??
1)In the Air
大地と空という壮大なテーマを掲げた、始まりにふさわしい大きな曲。
Tierraというテーマを意識した構成なのだろう。
2)All Dead
まさに心の中の醜い感情をそのままはきだしたように生々しい。しかしなぜかその中に美しさが。
この曲をきくとなぜか赤い光が四方八方から迫ってくるような情景が浮かぶ。
3)Blame
これぞラルク王道(?)というような、静と動のコントラストが秀逸。追憶の念、愛惜、息遣い、声の伸び構成する全ての要素が輝きを放つ。これテツヤンだttのね、kenさんかと思ってた。
4)wind of gold
耳元でささやく様な繊細なvocal.地声にちかい低音でありながら、強弱の巧みな表現で魅せる。
曲後半の、「ライライライ」の部分がたまらない、もぉなにも言うことはないだろう。
5)blurry eyes
現在でもライブで歌われる数少ない初期の曲の1つ。
どんな言葉ならべてみても伝わらない。僕のことは決してみてくれない遠くをみすえるその虚ろな瞳。シングル曲らしい、pop感。しかし、pop感だけで終わらせないのがl'Arc-en-Ciel。ザラザラ感の残るサビがまた切ない。
6)Inner Core
サクラの曲、歌詞は哲学的な様相?を纏う。他の曲で描かれる世界感とは異質な感じもする。
7)眠りによせて
胎児の眠り、生死とのコントラスト、輪廻、これをfirstでしかもvideoで出すところがニクイ。
この曲に関してはこちらで熱く語っておきました。
8)風のゆくえ
この曲でL'Arcにグンと引き寄せられたといっても過言ではない。
情景がホントに浮かびますね、歌詞にしても曲にしても。
9)瞳に映るもの
巷では賛否両論の曲であるが。個人的にはとても好き。低音の魅力。
ピアノ一本でライブで聴いてみたい曲である。
10)white Feathers
初期L'Arcを象徴するような曲。今なおライブではお決まりの白い羽。
この1分以上に渡る長いイントロが、まったく気にならないほど、彼らの描く世界に引き込まれる。