こんちは、長野です。
今日の北海道一番寒かった場所の最低気温なんと5℃でした!
どんどん冬が近づいていますね。そんななか、季節に合ってない半袖出勤(笑)


今日は予告していた彼岸の話。
彼岸についての疑問、みなさんありますよね。
私もこの仕事につくまで(つまり最近まで)意味をよく知りませんでした。
この時期になるとスーパーに落雁やおはぎなどが売られていて、おばちゃんたちが「お墓参りがどうのこうの・・・」という会話で盛り上がっている。
それが、私の「お彼岸」のイメージでした。「お盆」との差は?と言われてもわかりませんでした。

ということで、葬儀のお仕事の合間にお勉強してわかったことをまとめてみることにします。



まずは①「彼岸って何?」

彼岸とは「彼の岸」、簡単に言うと川を隔てて向こう岸の事です。逆に「此岸(しがん)」はわたしたちが今生きている世界(煩悩にまみれ苦しい世界、と仏教では言われます)。
釈尊(お釈迦様のこと)は修行をして向こう岸(彼岸)に行きなさい、と説かれました。川を隔てて向こうの岸とはつまり仏の住む世界のことです。つまり、浄土へ行けるように、「修行をしましょうよ、の日」ということです。


つぎに②「なぜ、彼岸は秋分の日・春分の日のあたりなの?」

春分の日・秋分の日の現象を紐解くと分かりやすいと思います。この日はどちらも、太陽の上る角度が、ざっくりいうとちょうど真東から昇って、真西に沈むのです。
話は変わりますが、先ほどの浄土の話。その浄土の場所ですが、仏教世界では浄土は仏さまにより様々です。東西南北、それぞれです。その中で「極楽浄土」と言われる阿弥陀如来(ものすごく後光がさしているほとけさま)がいるとされるのが「(めちゃくちゃ遠いらしいですけど)西」。
皆様お気づきでしょうか。
そう、「彼岸の日」は太陽の沈む方向を見れば、それが阿弥陀さんのいる極楽浄土の方向ということなのです。
ちなみに春分・秋分の日を境にして、前後3日間(計7日間)を彼岸。今年は9月19日が彼岸入りでした。


たとえ信仰がなくても、お彼岸の日に沈む夕日を見て、その先で待つ仏さまを思う、それだけでもとても素晴らしい事のような気がします。




それから余談ですが、
「ぼたもち」と「おはぎ」の話。
それぞれ季節のお花から。
春は「牡丹」(大きい花)
秋は「萩」(小さい花)
だから、同じあんこのお餅ですが、牡丹餅は大きめのこしあん、お萩は小さめの粒あんなのだそそうです。
小豆を使うのは、小豆が邪気を払うものとして使われていたからなんだとか。

ああ、おはぎたべたい・・・


結局さいごは食べ物ネタになりました。
くいしんぼうバンザイ\(^o^)/長野でした~♪