カミュ・ペール・エ・フィスはブルゴーニュの生産者。
国内においては、楽天内の最大手ショップの「福袋」で
高確率で同梱されているという生産者であります。
ここから、某店の福袋の定番として、
当たり前に出てくる生産者というレッテルを2chなどのスレッドに書かれています。
結果、カミュ=ハズレくじのように、
なぜか風評被害のようになってしまっている生産者です。
「またカミュか」などと言われているのを見るといつも可哀想に思います。
ただ、
本当にそれって美味しくないの?
という疑問がふつふつとわいてきて購入しました。
きょうび「グランクリュ」で六千円を切ってくるワインなど聞きません。
果たして落胆されるだけの筋合いはあるのでしょうか。
先入観は良くない、まずは飲んでみようと。
カミュ・ペール・エ・フィス マゾワイエール・シャンベルタン グランクリュ 2004。
2004年はブルゴーニュ全体としてあまり良い年ではなく、
グランクリュとはいえ跳ねのけられるか怪しい所ではあります。
と言う事で、安いなりの悪いヴィンテージという理解で参ります。
色はレンガがかった赤。
香りは、ラズベリー、腐葉土、ニッキ、アンモニア、ミルク、カラメル、血液、動物香の要素など複雑に香ります。
味わいは、やや甘さを感じ、まだ果実実は生きています。
ラズベリーや桃のニュアンスを感じますが、漢方を思わせる渋みや香り、ニッキのような風味が強い印象を受けます。
時間の経過で、砂糖と豆を似たような香りと甘さを感じたのですが、
「あんこ」がかなり近いのだと思います。
全体的には非常に静かで、華やかな印象はあまりありません。
木質香、鉄のニュアンス、動物香などバランス良く熟成していると思います。
ここまで書くと複雑な印象の一本なのですが、ただ…なんでしょう。
香り、味わいなど、私が熟成ブルゴーニュを飲みなれてない事もありますが、
渋み、鉄のような風合いなど、「んん…」と引っかかる要素もあります。
正直、割と持ち上げるつもりでもあったんですが、
わぁ~すごい!これが熟成ブルゴーニュかぁ!ですとか、
なんだ!カミュだって旨いんじゃん!みんなのウソツキ!!的な喜びはありませんでした。
ヴィンテージの弱さに起因するのかもしれませんが、
価格を考えても追い求めるものではないな、と…。
二日ほどウンウンと唸りながら飲んでましたが、味わいの要素を考えながら飲んでいると割と量を飲んでしまうので、
悪くはないのだと思います。
特定の地域を毎度のように持ち上げるわけじゃないんですけど、
この間飲んだ南アの2012年のニュートンジョンソンとか
フレッシュな味わいと旨みがあるのが個人的には好きなんだと思います。
過去記事:南アのエレガンスとは ニュートン・ジョンソン ファミリーヴィンヤード ピノノワール2012
あと、他地区は「いいもの見つけた!」的な「発見」による補正が大いにありますね。
その辺りも含め、多分他の方にも評価を得にくいのだと思います。
ただし、私自身が、熟成ピノと言うのはこの生産者に限らず、
残念ながらあまり感銘を受けた事が無いので、これは私の不勉強なんだと思います。
今後も勉強したいと思います。
結論:ぼちぼち。不味くないが、感動はない。
以上です。
【6本以上ご購入で送料・代引無料】マゾワイエール・シャンベルタン・グラン・クリュ・特級[2004]
・ドゥニ・モルテ ブルゴーニュ・キュヴェ・ド・ノーブル・スーシュ 2012をテイスティング
・ジャン・マルク・ミヨ エシェゾー 2012をテイスティング
・グロF&S クロ・ヴージョ ミュジニー2010をテイスティング
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きょうび「グランクリュ」で六千円を切ってくるワインなど聞きません。
果たして落胆されるだけの筋合いはあるのでしょうか。
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カミュ・ペール・エ・フィス マゾワイエール・シャンベルタン グランクリュ 2004。
2004年はブルゴーニュ全体としてあまり良い年ではなく、
グランクリュとはいえ跳ねのけられるか怪しい所ではあります。
と言う事で、安いなりの悪いヴィンテージという理解で参ります。
色はレンガがかった赤。
香りは、ラズベリー、腐葉土、ニッキ、アンモニア、ミルク、カラメル、血液、動物香の要素など複雑に香ります。
味わいは、やや甘さを感じ、まだ果実実は生きています。
ラズベリーや桃のニュアンスを感じますが、漢方を思わせる渋みや香り、ニッキのような風味が強い印象を受けます。
時間の経過で、砂糖と豆を似たような香りと甘さを感じたのですが、
「あんこ」がかなり近いのだと思います。
全体的には非常に静かで、華やかな印象はあまりありません。
木質香、鉄のニュアンス、動物香などバランス良く熟成していると思います。
ここまで書くと複雑な印象の一本なのですが、ただ…なんでしょう。
香り、味わいなど、私が熟成ブルゴーニュを飲みなれてない事もありますが、
渋み、鉄のような風合いなど、「んん…」と引っかかる要素もあります。
正直、割と持ち上げるつもりでもあったんですが、
わぁ~すごい!これが熟成ブルゴーニュかぁ!ですとか、
なんだ!カミュだって旨いんじゃん!みんなのウソツキ!!的な喜びはありませんでした。
ヴィンテージの弱さに起因するのかもしれませんが、
価格を考えても追い求めるものではないな、と…。
二日ほどウンウンと唸りながら飲んでましたが、味わいの要素を考えながら飲んでいると割と量を飲んでしまうので、
悪くはないのだと思います。
特定の地域を毎度のように持ち上げるわけじゃないんですけど、
この間飲んだ南アの2012年のニュートンジョンソンとか
フレッシュな味わいと旨みがあるのが個人的には好きなんだと思います。
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あと、他地区は「いいもの見つけた!」的な「発見」による補正が大いにありますね。
その辺りも含め、多分他の方にも評価を得にくいのだと思います。
ただし、私自身が、熟成ピノと言うのはこの生産者に限らず、
残念ながらあまり感銘を受けた事が無いので、これは私の不勉強なんだと思います。
今後も勉強したいと思います。
結論:ぼちぼち。不味くないが、感動はない。
以上です。
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