You can do it!    

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「2013年の目標」
 2013 アキュラシーリーグランキング1位
 大会スコア 5ラウンド合計10cm以内
 被災地で無料体験会します。
Amebaでブログを始めよう!
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130924-00000098-spnannex-spo

僕はクルム伊達選手の気持ちわかります。

いろんなところでいろんな意見を見ます。

かなり叩かれているみたいですが、僕は伊達選手がそんな発言をした気持ちが理解できますし、むしろ観客に対してお願いしたい気分です。


エネルギーというのはその場の雰囲気で吸い取られたり、みなぎったりします。

僕もちょっと競技をしているので、非常に感じます。

プラスのエネルギーをもらえるような、その場の空気作りをしないといけないですよね。

でも意外とみんなプラス過ぎてもプレッシャーになったり、もちろんマイナスでも力が発揮できない。

僕は51%のプラスと49%のマイナスが最高のパフォーマンスができると思います。

応援してくれる声援に後押ししてもらい、ライバルや失敗を待っている人に対する「やってやる!」というエネルギーが必要なんだと思います。


今回東レPPOの観客は悪気があって、ため息をついたのではないと思いますが、小さなため息も積もり積もって、失敗のたびに聞かされればボディブローのように効いてきますよね。

プロだって失敗しますから。


おそらく多くの方がクルム伊達選手の発言で、嫌いになったり、応援したくなくなったりしたんだと思います。

でもこれをバネにすることで、さらに活躍して欲しいと思います。

きっともう一度、日本国民が「クルム伊達選手おめでとう!」っていう活躍をしてくれると信じてます。


僕もあえて宣言します。

11/16-17の静岡県朝霧高原でのアキュラシーリーグでは平均2cm以内で優勝します。

そのレベルでの戦いをしてくれるライバルを募集しています。

世界で戦えるTEAM JAPANのために、ハイレベルの戦いをしましょう。

エネルギーのみなぎるような応援、反論お待ちしてま~す。
チャレンジって僕は大好きです。

これまでもいろんなチャレンジをしてきました。

そもそも飛ぶこと自体も、競技も、スクールの独立も、ミニグライダーの製作も、トレック&フライも、夜間飛行も、海外への武者修行も。

新しいことをはじめること、そのすべてがチャレンジでした。

でも人によってはリスクを負うことをせず、現状維持に満足する人もいます。

その人の考え方も正しいと思います。

僕の中では、チャレンジし続けることが正しいと思っていて、人それぞれ答えが違うだけで、その人にとって出した答えはすべて正解なんだと思います。

だから自分が選んだ道にハズレはないし、他人がどう言おうと、自分が手に入れたい夢に向かって進むことはすばらしいことだと思います。


こんなことを書こうと思ったのは、夢に向かってチャレンジしている若者を知ったからです。

しばらく前から彼のチャレンジに興味を持って、そのチャレンジを心の中で応援していました。

彼は富士山からの最年少単独飛行をして、マスコミに向けて「7大陸最高峰からのパラグライダー飛行を目指す」ことを宣言しました。

そしてまさに今、モンブランからのフライトのためにヨーロッパにいます。

ぜひ、彼の夢を叶えてほしいと思います。

高校生でありながらこんな夢を持っている事がうらやましく思うし、僕に出来ることなら、何でも協力したいと思っています。

そして、若者にも負けないように僕も夢を持ち続けたいです。

自分の夢をかなえることと同じように、人の夢をかなえるお手伝いが出来て、その人の夢が叶った時に自分の夢だったかのように一緒に喜びたいじゃないですか。

もしかして、僕の夢を叶える時にその人の力が必要になるかもしれません。

一緒にまた夢を叶えられたら、その時にまた大きな感動が待っている。


そんなことを考えると、本当にワクワクしてきます。

僕は夢を叶えるためなら、一生をささげてもいいとまで思っています。

夢のために生きる人生を送りたいと思っています。

そして、みんなの夢を叶えるお手伝いができたら嬉しいです。


ある日、外国人の体験にいらした方が僕のキャップを指差していいました。

「Nice cap! Do you know the meaning?」

ただ気に入ってかぶっていたキャップで、意味なんか考えてもいませんでした。

「I don't know.」

そこに書かれていたのは

「Do not fear death so much, but rather the inadequate life.」

シビれました。


叶わない夢はありません。

皆さんは夢を持っていますか?

ちょっとだけ、夢に向かってチャレンジしてみませんか?

その夢、叶います。



今日はちぃと酔っ払って、語ってしまったなあ。

僕もオヤジになったかな・・・
先日お盆休みの営業にファルホークの前田さんがいらっしゃいました。

「OZONE BUZZ Z4」試乗しました。

今回も批判覚悟の厳しい評価をしたいと思います。


前作「BUZZ Z3」はすばらしい完成度で、このクラスでトップクラスのグライダーでした。

僕が評価する点は性能だけではなくて、一番はフィーリングです。

思い通りの旋回、イメージどおりのグライダーの動きが、初めて乗ったとは思えない最高の1機だと思いました。

コンペの世界でR10が有名でしたが、それよりもBUZZこそOZONEのフラッグシップグライダーにすべきだと感じました。


そして今回の「BUZZ Z4」に期待をしていました。

性能は格段に上がっていました。

アクセルを踏んだ時の高速の伸び、安定性もすばらしいですね。

翼の剛性もしっかりしていて、少々の荒れたコンディションでもほとんど潰れるような事はないくらい、安全性が上がったと思います。

このあたりは上級機からのフィードバックが生かされているのが感じられます。

Z4のターゲットはというと???

正直、ELEMENTからのの乗換えではステップが一段とばしくらいあって、性能の差がありすぎるなぁ。

とはいえ、ELEMENTからMOJOというのも同じAクラスで?、というのも売りにくいし・・・。

性能が良くなった分、イントラ泣かせの仕上がりですね。


Bクラスもここ数年は多くのメーカーがローエンドとハイエンドの2機種を出してきましたが、Z4はすでにBクラスのミドルクラス、もしくはハイエンド寄りのような気がしました。

僕は性能というものは、そのグライダーに乗るだろうターゲットに合わせた性能があれば十分で、技術の進歩に合わせて、初級機までもがすごく飛びすぎるようになるのはどうなのか?とずっと疑問に思っています。

メーカーとしてはニューモデルが前作よりも優れたものにするように機体作りをしているのだと思いますが、ビギナーには有り余る性能を持った初級機が多すぎます。


ということで、Z4も飛びすぎっ!て感じはありますが、これはメーカーコンセプトとして狙いがあってのことでしょう。

で、気になったのが操作性といいますか、乗り味、フィーリングです。

決して悪くはないのですが、翼の剛性のせいか?Z3のハンドリングに比べて爽快感といいますか、楽しさが削られているような気がしました。

Z3は自分のハンドリングでサーマルをハンティングしている感じに対して、Z4は性能の高さでソアリングをしている感じ。

悪く言えば下手な人や知識をちゃんと持たない人でも簡単にソアリングできちゃうグライダー。

それっていい機体に見えるのですが、そんな人が長く飛んだら危ないですよね。

ちゃんとパラグライダーを理解して、知識を持った人が長く高く飛ぶことが正しいのだと思うのですが。

将来、もっと技術が上がって、万人を自動的にソアリングさせて、長く高く飛ばせるようなグライダーが出来たら、それって安全なのかな?

結果、グライダーの安全性や製作技術が上がった今も事故は減っていません。

グライダーの進歩はずっと伸びていってほしいと思います。

大事なのはフライヤーを正しく育てる環境を整えること。


ちょっとZ4のインプレッションから反れてしまいましたが、今回の感想はZ4は初級機からの乗り換えグライダーというよりも、パイロットが「次はZ4にしようかな?RUSHにしようかな?」という選び方になる機体なのかな?って気がしました。

遅くなりましたが、先週末はパラグライディングアキュラシーin仙台泉ヶ岳2013でした。
これは一応、年間ランキングを決めるリーグの第4戦です。
今年は大会出場がなかなか出来なくて、僕としては今年初戦となりました。

結果は優勝出来まして、まずまずの結果でしたが、内容的にはもうひとつでした。
パッドスコアは6本中5本で全部パッドを踏めませんでしたね。
その一本は優勝を決めるROUND5で、とりあえず優勝を決めるために安全に飛んだ1本でした。
消極的なフライトをしているうちは、世界では勝てないかもしれませんね。

今年はあと2戦しか出られません。
年間ランキングはベスト3戦の合計ポイントになるので、僕としては3戦すべて優勝しようと思います。

ライバルは山梨河口湖の水野さんですね。
水野さんも今年地元の大会で優勝。
おそらく今年は僕と水野さんの争いかなと思います。

終了後電話で話して、お互い最終戦まで2勝ずつして、12月の野田の大会で決着をつけようと話しました。

水野さんは技術的にも精神的にも国内トップだと思います。
そんなライバルと戦えるのは本当に嬉しいことです。
その戦いのために他の準備もしっかりとして、臨みたいと思います。
昨夜はうちで仲のいい家族が集まって、飲み会でした。
子供の同級生つながりで、親同志も仲良く、ホント飲み過ぎました。
気があって、この夏の間にそれぞれの家でお泊まり会をしたり、バーベキューをしようとということで盛り上がりました。

盛り上がったのは大人だけじゃなく、もちろん子供も。
そのまま急遽、お泊まりに。
でも小学校3年生の娘達が寝たのは2時半・・・


ということで、その三人の3年生の娘とプールに行ってきました。
しかし、この3人「泳げない」・・・

僕は仕事柄、運動を教えることは得意で、泳ぐことやスキーなんかも教えるのは得意です。
僕なりの教える理論があって、その通りに行えば子供なら30分後には泳げるようになります。

結果、今日は三人とも15分後には泳げるようになりました。
その後は勝手に泳ぎまくって、首しか出ない深いプールでも平気で泳いでいました。
子供って本当に素直にやるし、本当に天才だなって思います。

出来なかったことが、すぐにできるようになる方法を教えてもらったような気がします。
素直にその通りやるだけ。
子供たちに教えたことはほんの2つのことだけ。
「息をいっぱい吸えば、浮かぶんだよ」
「バタ足する時は、頭を上げないで体はまっすぐ!」

感覚を教えるのは本当に難しいこと。
多くの先生は「こうして、ああして。こうなったらこうして。」と細かい手段を教えてくれる。
でも出来ない人には、どうしてそうしなきゃいけないかが理解できないから出来ないのだ、と出来ない人が教えてくれた。
それから僕はどうしたら出来ない人に伝えられるか、考えてきました。

その結果、だんだんこういうことなんじゃないかな?っていうことが見えてきたような気がします。
でもまだまだその伝え方も発展途上で、これを確立していかないといけないと思います。

そんなノウハウがパラグライダー界の発展や安全のために役立てばいいなあと思います。
今週末は久々に2日間とも飛べました。
最近は東北地方に梅雨前線が停滞して、雨続きでした。
とはいえ、昨日今日とも曇りでしたが、最高の練習日和。
おかげで、二人乗り、練習生の講習、パイロット検定と大忙しでしたが、いいスクールができました。

今日はまた新入校生の初高高度フライト。
紺野さんは週末の度にいらして、今日やっと高高度フライトでした。
練習は天候になかなか恵まれずに、実質3日程度でしたが、すごく落ち着いていて最高の初フライトでした。
ランディングもふわっと完璧でした。
ランディング後は「嬉しくて震えがとまらない。感動して泣きそう。」とまで言ってくれて、こっちまで感動しました。

僕の仕事はこの感動を伝える事なんだなあと、あらためて思いました。

三浦さんもやっと天候に恵まれて、初二人乗り講習ができました。
立ち上げは仕上がってきてるので、もう1日練習したら初フライトまでいけそうですね。
東さんももうすぐですし、続々初フライトデビュー組が控えてます。

渡辺さんは高高度17本でもうすぐB級です。
内容的にはすでに合格。
ピッチング、ローリングもすでに十分出来てますね。
さすがにスポーツマンで勘がいいです。

川添さんはランディングも安定して、これから課題練習ですね。
悩んでいたランディングのコツがつかめたようですね。


今年、僕が取り組んでいるのは、「本質」を伝えることです。
初心者でも最初に「本質」を伝えることで、上達のペースが上がっていると思います。
立ち上げの練習でも、入校した練習生にはノーハンドライズアップから教えてます。
立ち上げに本当に必要な「荷重をかけること」や「揚力を感じる」ということを体感してもらうことで、ほとんど「右引いて、左引いて、押さえて」とか言うことはありません。
練習生が感じて、自分で方法を見つけるようになっています。

高高度も5本目くらいから誘導もほとんどありません。
どうすればいつもきちんとランディングに降りられるか、を教えることであとは見ているだけです。
ランディング後にフライトの評価を話して、修正点を言ってあげるだけでみんな単独でフライトできるようになります。

ただ「本質」をいかに理解してもらうか?
これが本当に大事なポイントだと考えています。

パラグライダーでフライトするために必要なことは非常に少ない。
最近はそう思っています。

今日はパイロット検定をしていたので、全フライトをビデオ撮影し、夕方遅くまで解説しました。
まだ入校したばかりの練習生も残って、熱心に聴いてくれました。
みんなパラが楽しくて何でも勉強したいんだなって再認識しました。
手を抜かず、しっかりスクーリングをしていかないといけないなあ。

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最近いろんな仕事を抱えすぎて、ちょっと大忙しでした。
まだまだ続くけど、これもまあ楽しんでやってることなので、みんなのためになればなぁと思ってます。

先月イカロス出版さんから「パラグライダーGEAR BOOK」が出ましたね。
このシリーズは本当に嬉しい一冊ですよね。
こんなにたくさんのメーカー・機種の情報が詰まってる。
読んでるだけで、なんかグライダーとか欲しくなりますよね。

インストラクターをしていて、お客さんからいろんなことを聞かれる時にギアブックは役立ちます。
僕らもすべて暗記しているわけではないので、虎の巻が必要なんですよね。
ただ、イントラはその情報から何をお客さんに伝えるか?が大事なんだと思います。

正直、僕は説明文、アスペクト比はほぼ見ません。
逆に説明やアスペクト比を知ることで得られるものはない様に思います。
よく「この機体はアスペクトが・・・だから」って聞きますが、乗った時にアスペクトの違いによって変化することは何もありません。
説明文は良く売れるように輸入している方々が、頑張って書いているコピーです。
当然悪いことは書きませんよね。

では何を見るか?
僕が見ているのは

写真

グライダー自重

値段

の3つです。

「はぁあっ?!」って思った方すみません。
でも正直にここを見ています。

写真は大きなポイントです。
グライダーのシェイプやシワなんかを見て想像するんですよね。
どんな機体かって。

そしてグライダー自重は大事。
僕は軽量グライダーがあまり認められていなかったかなり前から「グライダーは軽量であるべきだ」と言い続けていて、将来多くの機体がエアインテークにプラスティックロッドを使うようになるって言ってきました。
そのくらい軽量化を熱望していましたし、そうなることがパラグライダー界の発展につながると思っていました。

あとはお客さんに値段をきちんと伝えないといけないので、価格は見ます。

お客さんの相談にのる時は装備重量とカラーも見ますね。


おそらく普通の方が見ているポイントとは違った見方をしていると思います。

いろんな情報に惑わされず、そのグライダーの本質を見るような観察力を持って、ギアカタログを見てもらえるといいですね。

NEWグライダーが必ずしも良くなってるとは限りません。
前作のほうが良かったなんてことは、これまでもたくさんあります。

試乗してもイメージやその日のコンディションで判断する方が多いです。
いいコンディションで飛んだ時に乗ると、いい機体のように感じます。
自分の感性で見極めてください。


僕はギアカタログを見ているだけで、その機体のフィーリングがわかるような気がして(もちろん想像だけですが)、妄想の中で試乗するのが大好きです。
意外と実際に試乗した時にイメージ通りだったり、予想外だったり。

今日も妄想試乗会しようかな。

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今日も辛口で行きます。

この調子だと、今後メーカーさんが僕に試乗させてくれないかも・・・?

でもお客様のためだ!と思って、はっきり書きます。


MACPARA EDEN5

これまでMACPARAといえば旋回性が非常によくて、僕もフィーリングが大好きなメーカーさんです。
多くのメーカーがBクラスに2機種をラインナップしていますが、MACPARAはEDEN5のみ。
販売の哲ちゃんは「ローでもない、ハイエンドでもないEDEN5はあまり試乗も多くない。今年は明らかにCHILI3の試乗が多い。」とのこと。
まあ僕が思うに、それこそ「リアルBクラス」と言われるようなグライダーがあれば、逆にそれを求めている人がいるはずで、ニッチなユーザーを取り込めるのでは?なんて期待してしまいます。
そんなんで、僕的には期待しているEDEN5を試乗しました。


まずは操作性から。
空中での操作性はさすがです。
以前のモデルから比べると、マイルドになっていますが、操作のしやすさを考えるとこのくらいのほうが一般ユーザーには適していると思います。
とはいえ、他のBクラスに比べると、旋回性はいい方です。
ここにMACPARAの特徴があるんだと感じられます。

片翼潰しをしてみましたが、ものすごい回復力です。
50%潰しても、進行方向をほとんど変えずに、ノーリアクションで自然回復します。
それも一気にバンッと回復します。

アクセルはこのクラスなりに効きます。
ハイエンドBクラスといわれる機体は、アクセルのスピードの伸びが明らかに違うのですが、そこまでではなく、まさしくJUST Bクラスという感じです。

気になったのが、ストールポイントです。
Bクラスとしてはわかりにくい。
深く引き込んでいくと、ストールポイントはここかな?というところがわかりにくく、知らないうちにディープストールに入ってる感じ。
すぐに戻せば何でもなかったかのように通常滑空に戻るのですが、何度やってもフィーリングは同じでした。
このクラスとしての安全性を考えると、他の項目とのアンバランスさを感じました。

トップランしてテイクオフでもライズアップしてグラハンしてみましたが、ブレークを引き込んだ時のストール傾向が強く感じます。
この部分では、他のBクラスのほうが粘りがあるなあ。
基本的に翼を走らせる意識でコントロールすれば問題ないのですが、多くのフライヤーはコントロール=ブレークコードを引き込むこと、と認識しているでしょうから、この部分は微妙です。

翼の剛性や回復性、旋回などのバランスはMACPARAらしく、なかなかの出来だと思いますが、Bクラスとしてのトータルバランスはもったいない感じが率直な意見です。


僕個人はこれまでいろんなグライダーを乗ってきて、素直に意見を話してきました。
その中でも、OZONE BUZZ Z3、AIRWAVE WAVE2、ICARO WILDCAT TEなんかは非常に優れた完成度で、自信を持って勧めてきました。
でも意外と一般の方には伝わらず、多くの方は一般ユーザー同士の意見(評判など)によって、乗るべき機体よりもクラスがちょっと上の機体を選択しているようです。
それもいいと思いますが。

僕は試乗するときはスペック表や性能や評判なんかは全く参考にしません。
テストしたい項目で何が起こるか、この機体を乗るべき人に正しい知識を伝えられるか、普通に飛んだ時だけでなく、予想外の事態でどう動くかで判断しています。
だからこそ試乗ではアクロもしますし、潰しやストールも確認します。

ちゃんと伝えることが販売者の使命だと思うし、機体を買ってもらうのではなくて、自分を買って頂きたいと思っています。
注文に対してただ売るだけのお店ではなく、本当にお客さんに喜んでもらえるアドバイザーになりたいと思います。

でも最後に決めるのはユーザーである皆さんです。
正しい見方を持っていただけるようなパイロットを作ることも僕達の使命なのかな。
今日は朝からGOODコンディション。
朝の時点でスクール生がいなかったので、SKYWALKのCHILI3をもって試乗フライトしました。
前もって言いますが、哲ちゃんが友達だからと言って、ひいき目に書くなんてことはしません。
皆さんに信頼していただくには、いいことも悪いことも、しっかりと伝えることと思っていますので。
とはいえ、これはあくまでも僕の感性で感じたレポートなので、ご了承ください。


コンディションは最高で文句なし!
1時間半のフライトでいろいろ試すことができました。

性能の良さに感動しました。
最近のハイエンドBクラスはどれもすごい性能ですね。
アクセルの加速感もいいですね。
このクラスにこんな性能やスピードが必要か?ってくらい飛びます。

旋回性はまずまずだと思います。
思い通りにコントロールできるグライダーです。
ただちょっとブレークを引く時のフィーリングが、引き始めがテンション弱いです。
そして、使えるストロークの幅が広いと感じました。
試乗した方で、昔コンペで飛んでいた方は切れ込む感じがなくてちょっと・・・、という方もいました。
確かにキュンキュンタイプではありませんね。

結構引いて使えるストロークが広いので、こういう機体はストールのフィーリングが甘いことがあって、チェックしてみました。
実際、ブレークのセッティングが長すぎじゃない?と思うほど、引いてもストールしませんでした。ストールポイントははっきりわかるかといえばそうでもありませんが、まあこれならわかるでしょっていう感じです。
でもすごく粘るんだなあ。

50%の片翼潰しをやってみましたが、このクラスなりのリアクションで、一瞬旋回に入ろうとします。
ただ回復は早いし、ノーリアクションで自然回復しました。

ビックイヤーは、翼端の回復傾向が強いためか、しっかり引かないとバタバタします。
この辺は普通の人が乗ったら、もっと顕著に出ます。
あのバタつきはどうかなあ?

これも翼端が強いからなんだと思いますが、それって潰れにくい翼ってことなんですね。
でも個人的には潰れにくいことには安全、という面のほかに、荒れたコンディションでも飛び続けてしまう錯覚も生むのではないかと思います。
それらをしっかりとお客様に伝えて、正しい認識を持ってもらうことこそが販売者の使命だと思います。

最近のグライダーは昔に比べて本当に潰れなくなりました。
すごく安全になったようにも見えますが、事故は減ったようには思えない。
結局は事故はヒューマンエラーによって起こっている。
安全な機体が開発されることはいいことだと思いますが、それだけに頼るパイロットは作ってはいけない。
小さな潰れが起こらない分、起こるトラブルは大きくなることがある。
自分で判断できるパイロットを育てていかないといけませんね。
今回、初めて日本ハングパラグライディング連盟(JHF)の総会に出席しました。

昨年、今年と教本のDVDを制作したので、制作チームで出席することになりました。
会の冒頭で感謝状をもらって、なんか慣れなくて恥ずかしかったなあ。

で、総会は初めてぜ~んぶ見させてもらいましたが、いろんなことを感じました。


ここからは僕の主観でお話させていただきたいと思います。
様々な批判やご意見もあると思いますが、それを承知で、「僕の感じたJHF総会」をお伝えしたいと思います。

まず、意見する人はほとんど同じ人ばっかり。
いろんな考えや質問を話されていました。
一長一短あれどそれぞれの考えには、自分の意見としてJHFを良くしようとする思いが伝わりました。
こういった意見を言ってくださる方は、少なくともJHFに期待して、パラやハング界を良くしていこうとする方々なのだと思いました。

それに対しての理事の方々、委員会の返答は正直、前向きには聞こえませんでした。
JHFのスピード感のなさを感じました。

この数年、何か良くなるような変化ってあったかなあ?
正直言いますとあんまり思いつかないですね。
JHFの決算も各委員会がかなりのお金を残して、黒字になっていましたし。

良く言えば、無駄遣いせずにしっかりやってくれた・・・
悪く言えば、何もしなかったからお金が残っている・・・

どっちなんでしょ?


お金を使えばよくなるわけでもないし、一概には言えませんが・・・
事故も減ったとも思えないし・・・

そのために教員のレベルを上げるような意見も出されたのですが、委員会はどんな計画を立てるんでしょ?

普及させるためにどんな企画があるんでしょ?


って、勝手に言ってるばかりでは無責任なので、僕も思っていることは翌日に委員会の方にお話させていただきました。
そのために必要であれば何でも協力するということも。


ここで、このブログを読んでくれている感謝すべき皆さんにもお願いです。

多くの方が「JHFは何も変わってない」とか、「ぜんぜん良くなってない」とか思っていると思います。
実際、そんな意見や書き込みも見ます。
でも、少なくとも理事の皆さんや委員会の皆さんは行動した結果で、少なくともパラ・ハング界のために動いているということは認めてください。
みんなボランティアで協力しているのですから、文句ばかり言っている方とは違います。

何も意見せず、行動せず、批判だけしているようであれば、それは筋違いだと思います。
JHFを良くするために、パラ・ハングがもっと盛り上がるように、もっと意見して、もっと行動して、もっとJHFに協力することが、明るいパラ・ハング界を作り出すんだと思います。

みんなが同じ方向に少しでも動き出せば、すぐに「良くなった」と感じられるようになるんじゃないかなって思います。

少なくとも僕は今、パラグライダーをしていて楽しいです。
それはこれまで頑張っていただいた理事の方々、委員会、フライヤーなど多くの方のおかげです。
良くなっていないと感じている人は、良くするための意見や活動をしていますかね?

ってなことを感じました。


翌日の伊尾木さんのヨーロッパ視察の報告会の後、思いを伝えてきました。
それは、僕も「JHFをもっと良くするために」と思ってです。
ある先輩の方には「山ちゃんは言うこと過激やから、やめとき~」って言われましたが、やっぱり言ってきました。
でも言ったからには、僕の意見に賛同していただけるのであれば、僕も全面的に行動します。
確かに過激なこと言ったかもしれませんが。


意見を言ってくださる方々は、JHFがどうのこうのではなく、すでに行動しています。
師匠のセーフトゥはすばらしい例です。
待っているのではなく、自分で変えていこうと考えた結果で、今ではハング界のスタンダードになりつつあります。
僕も待っているのではなく、行動しないといけないと痛感しました。


若造が(そんなに若くなくなってしましたが・・・)勝手なことを言って申し訳ありませんでした。


気分を悪くされた方、お早めにお休みください。


何かを感じた方が少しでもいれば幸いです。


間違って一緒に動き出す方がいたら最高です。


最後まで読んでいただいたなんて感謝です。


貴重な時間を使わせてしまってすみません。


もう少し、その貴重な時間を使ってJHFをもっともっと良くしていきましょう。