大腿部 軟部腫瘍(悪性)になりました。

大腿部 軟部腫瘍(悪性)になりました。

2013年12月。
左足大腿部に
悪性の軟部腫瘍(myxofibrosarcoma:粘液線維肉腫)が
見つかってからのファンタスティックな日々。

時間があいてしまいました。

病気系ブログなので,更新がないのが元気な印ということで。

 

・・・という感じだったのですが,

先日,なんとなく受けたN-nose(線虫でがんの有無を確かめる検査)で,

がんの可能性が「高い」と判定!

 

毎年人間ドックを受けていて

今年も3月に受けるので

そこでどう出るか!?

 

なお,N-noseは調べると

占いレベルの信憑性「らしい」です。

2022年 12月10日 午前1時21分

 

2年半の闘病生活の末,父が81歳で永眠いたしました。

 

亡くなる前々日まで食事をし,

亡くなる前日の午前中は,母,兄,私と面会して

言葉にならないながらも,

父が一生懸命身振りをつけて何かを話しておりました。

その,思ったよりも元気そうな姿をみて,

私たちは安心して実家へ戻りました。

 

実際は,9日の夜10時半頃に心臓が止まったのですが,

その時,母(福島)と兄(宮城)はそれぞれ自宅へおり,

連絡を受けて病院へ。

 

私は,福島の実家から,自宅のある千葉へ戻ったときでしたので,

母と兄のみ病院へ行きました。

 

そして,家族がいる前で,ドラマのようなことが行われ,

(動向や脈の確認)

午前1時21分 ご臨終です

となったようです。

(心臓が止まった時間が死亡時間になるわけではないのですね。

 初めて知りました。)

 

それから,私は朝5時過ぎまで休憩して,

6時に再度福島へ(とりあえず,家族は残して1人で)。

 

 

その前に,ママえもん(妻)にメモを書いたのですが,

その時に,不思議なことが起きました。

 

メモをテーブルに置こうとした瞬間,

部屋の電気が2~3秒ほど,パッと消えたのです。

(他の電気はついていたので,停電ではありません)

 

その時,『お父さんだ』と強く感じた私は

「なんだ,きてたのか?今から福島行くけど,一緒にいくか?」

と。

 

きっと,私だけ病院へ迎えに行けなかったので,

父の方から来てくれたのだと思います。

 

兄にその話をすると,

「いいなぁ,寝る前に「出るなら出てきてな」って言って

 寝たんだけど,こっちには来なかったなぁ。」

と,うらやましがられました。

 

 

そんな父の通夜・葬儀は,

通常なら13日・14日になる予定でしたが,

お寺の高僧も同じ日に亡くなったらしく,

周辺のお坊さんは皆,そちらへ参列するため,

15・16日となりました。

 

高僧と同じ日に亡くなったので,

きっと高僧の方に,

いつもより良い場所に連れて行っていただけたことでしょう。

 

 

本当に,尊敬できる父でした。

そして,感謝の気持ちを忘れず,

いつもにこにこしている父でした。

(最後の最後まで笑いをとってましたし。)

 

そんな父の葬儀なので,

お祭りのような雰囲気で,

父好みの葬儀にしたいと思います。

 

文字面だと,暗くなっておりますが,

実際は,涙と笑いが溢れる葬儀の準備になっています。

 

それはまた,葬儀が終わったら,と思います。

 

 

本当に,ありがとう,お父さん。

81年間,お疲れ様でした。

2022年10月下旬。

検査の結果,白血球の数が少ないということで

父,再入院。

 

再入院の1週間前の診察の際,

担当医師からは

「次に入院したらもう退院は難しいと思っておいて欲しい」

と告げられており,かつ,

「次の入院は,余命もほんの数日程度と考えておくべき状況」

と言われておりました。

 

 

・・・本日,2022年11月22日現在。

 

 

相変わらず白血球の数が少ないため無菌室には入っているようですが,

声も相変わらずしっかりしており,食事もできていると。

 

しかし,入院して,基本的に寝たきり生活の父。

 

入院前,68kgまで体重が増えて喜んでいたが,

入院直前は64kgまで一気に体重が減り,ガッカリしていた父。

 

そんな父が,電話で意気揚々と一言。

「体重,69.5kgまで増えたんだよ!」

 

 

 

 

 

 

なんで!?

 

相変わらず,現代医学では底を測ることなど不可能な父。

 

我が家はクリスマスには里帰りする予定。

父も合流できるといいのだが。。。

(というか,合流できそうな気しかしないのが不思議)

 

 

~おまけ~

母親から電話にて。

「お父さん,送ってもらったジュースなくなったから

 また送って欲しいってさ。」

 

父の食欲は止まらない。

8月に2年半ぶりに両親に会いましたが,

あまりにも短い時間だったため,

9月に1週間ほど実家に戻って親孝行

 

・・・するつもりが,ちょうどその日程で

長女がコロナに感染し,そこからママえもんと私へ。。。

(長男は学校を休んでずっと同じ家にいたのに感染せず。

 中学2年生の免疫力,ハンパナシ!)

 

それから日程が合わず,

調整してやっと10月28日の夜~30日の昼まで帰省できました。

 

 

実は,9月上旬に脚に大きなシコリができてしまった父(悪化)。

病院へ連れて行って検査をしてもらうと,

ガンの程度を示す数値が極めて高く,

 

医師曰く

「皆さんが思っているよりも,ずっと短いと思ってください。」

(つまり,数日~1・2週間)

とのことでした。

 

もう,おそらく退院は叶わずとなるであろうことを,

それとなく つきそった兄に話す医師。

 

強い抗がん剤はもう使用できない体なので,

飲むタイプの弱い抗がん剤で,様子を見てみましょうとなりました。

 

 

・・・結果,9月下旬に退院。←やはり,そうきたか父よ。

(治ってはいないが,状態がかなり落ち着いているので)

 

 

退院祝いに何食べたいか聞いたら,

「牛肉!ステーキ!」と即答。←学生が骨折して入院してたとかのやつだから,それ。

 

 

父曰く

「抗がん剤弱くなったからか,食欲あるんだよな!」

 

そうなの?抗がん剤って,弱いからって食欲わくものなの?

 

 

そして,10月28日に対面。

 

 

・・・なんか。。。

・・・めっちゃ戻ってる。。。

 

父曰く

「ごはん美味しくて,10kg戻ったよ!今,68kg!」

 

おお・・・俺より重くなったね,また。俺,コロナで2kg痩せたよ。。。

 

っていうか,退院して一ヶ月やそこらで10kgも戻るものなの?

・・・と思っていたところに,母親が父親に食事を出すのが目に飛び込む。

 

 

ああ,10kg戻るわ,1ヶ月で。

 

 

病人・・・っていうか,81歳・・・っていうか,

普通の人はそんなに食べないっていうくらい食べてました。

(写真撮っておけば良かった。1食が普通の人の2食分くらいで,1日3食。)

 

母曰く

「食べれるのを,食べれるだけ食べればいいと思って色々出すと,

 毎回完食しちゃうのよ・・・。」

 

 

医師の言葉をもう一度思い出してみる・・・

「皆さんが思っているよりも,ずっと短いと思ってください。」

 

・・・150歳くらいまで生きると思ってるから,

実際は私たちが思っているよりも,ずっと短くて100歳くらいなのか!?

 

 

なんか,家族全員,

父親をどのように心配して良いのかわからなくなってきた10月の秋の夜。

悪性リンパ腫で闘病中の父。

コロナで直接会うことがなかなかでませんでしたが,

(入退院をくり返しており,病院は他県からの面会不可のため)

8月2日にようやく会うことができました。

(2時間ほど実家に滞在しましたが,

 コロナに感染してるとまずいので,

 距離をとって,ほんの少しだけ話しました)

 

テレビ電話ではわからなかったけど,

痩せたなぁ・・・と。

 

しかし,元々体がプロレスラーみたいだった父なので,

痩せたは痩せたけど,体重は今の私と同じになっただけという。。。

 

そんな父ですが,抗がん剤治療ができるだけの体力がついになくなり,

6月末に最後の抗がん剤治療を終了。

今後は,緩和ケアということになりました。

 

その時の医師の言葉

「お父さん,もってあと1~2ヶ月かと思われます・・・」

 

しかし,体力低下を理由に抗がん剤治療がもうできないと言われた父。

「体力がないから治療できない」を

「体力がつけば治療できる」に脳内変換!

 

とにかく,食べねばと食べ,すきあらばちょっとでも運動をするという作戦に。

 

とはいえ,食べる量もだいぶ減った父。

ラーメンだって1杯しかたべられなくなったし,

ハンバーガーだって1個しか完食できない。

うなぎとご飯をたいらげたあと,デザートに桃を1個食べたらもう満腹に。

 

以前と比べれば食べなくなったことは確かだけど・・・

なんか,普通の人の食事の量になっただけだな。。。

 

そんな父が,8月中旬に診察を受けたときの医師の言葉

「お父さん,もってあと数ヶ月かと思われます・・・」

 

 

 

 

 

 

延びてるな。

 

 

 

 

 

そして,8月下旬,胆石の手術で別な病院に入院。

8月30日に退院し,その後テレビ電話で話したのですが・・・。

 

 

 

 

 

なんか,太ったな。

 

 

 

 

むくんでる感じではなく,

明らかに(イイ意味で)太った。

(本人も,2kg体重が増えたと喜んでいた)

 

 

9月中旬にまた診察へ行くそうだけど,

こんどは「お父さん,もってあと1年かと思われます・・・」って言われそう。

(2年前に言われたセリフ再来か!?)

 

 

 

つくづく,前向きに治療するって大事なんだなぁと感じています。

80を超えて,なお背中で語ることができる父親,本当に偉大です。