さあ、いよいよ、本当に私と子供たちだけの旅の始まりです。

保安検査を通過して、搭乗口を目指します。

$うっかりママ、子連れでサンフランシスコへ行く

元気で歩いていく二人。
トム&ジェリー、結構趣味の悪い服装をしてますガーン

最低限の服しかないので。。
トムの派手なリュックは、福岡で通っていたスイミングスクールのものだし。。
でも、大きさが調度良かったし、目立つ方が、人ごみですぐ見つけやすいので、
これを渡米用に選びました。

この日昼寝をしていない眠そうなジェリー、機内に入って、座席に座ると、早くも寝そうです。
時間はまだ午後5時。
トムと一緒に、ジェリーを起こそうと頑張りますが、、
飛行機の離陸とともに、ジェリー就寝。。

トムは、機内で「コロコロ四月号」を静か~に読んでくれていたので、
その間、私は税関申告書を書きます。

アメリカは食品の持ち込みにうるさいのですが、
子供のお菓子とか青汁の素とか持ちこんでたけど、
「食品は持っていない」
と書いてしましました。

ランダムに、渡航者の中から、荷物チェックをされることもあるみたいなので、
本当は、「持っている」と書いた方が良いかと思います。
でも、私たちがサンフランシスコ空港に到着した時間帯は、混んでいたせいか、
(午前10時頃)チェックをされませんでした。

さて、機内食の時間になると、ジェリーはしっかり目を覚ましました。
さすがくいしんぼうです。
機内食は子供には肉をチョイス。結構喜んでチキンカツを食べてました。

その後、機内のゲームに夢中になる子供たち。
「お母さん、やり方が分からない~」
と聞かれて、コントローラーを握ると、私まで、
夢中になってしまいました。

就寝時間になり、機内が暗くなって、
ゲームをやろうとする子供を寝かそうと頑張りますが、
座席が狭くて寝心地が悪いせいか、なかなか寝ません。

「もう、アメリカに着く~?」
を10回くらい聞かれ、到着時刻まであと4時間くらいになって、
ようやく二人は寝ました。

私は1時間くらい寝てから、I-94というアメリカへの出入国カードを書かなければならない
ことを思い出し、起きて書き出しました。

書き方が分からないところは、座席の前の画面のシステムに「入国書類の書き方」が
映像付きで分かりやすく説明されてたので、それを参考にしました。

書き終えてから、本当は眠りたいところでしたが、時差ぼけを早く直したいので、
映画を見たりしてずっと起きていました。

トム&ジェリーは深~い眠りに入り、全く起きる気配がありません。

着陸態勢に入り、さすがにそろそろ起こさなくてはと思い、二人をつつきます。

トムだけは目を覚まし、ジェリーは寝たまま着陸。

はああ、やっとサンフランシスコに着いた~!

しかし、本当の試練はこれから。

サンフランシスコに着いてすっかり安堵した私は、
「ゆっくりでいいから、お客さんがたくさん降りた後から降りよう~」
と子供に声をかけてました。しかし、それが誤ちでした。

飛行機から降り立って、しばらく歩くと、長蛇の列!
ここは、夏休みのTDRですか?!
写真を撮り忘れたので、文で説明するしかありませんが、
アメリカの居住者と非居住者の列に分かれて、入国審査待ちのすんごい
列ができていたのです。

しかし、子連れだろうが、近道があるわけではないので、大人しくこの列に
並ぶしかありません。

並び始めて10分後くらいに、ジェリー(体重15kg)が「抱っこ~」
ここで騒がれては困るので、「ちょっとだけだよ」と言って抱っこしてやりました。
本来なら持ち運びには向かないA4サイズのノートPC等が入ったリュックが
私の肩に食い込みます。。
しかし、列は、じりじりと動いてはいるので、荷物を降ろすわけにもいきません。

20歩位進んでジェリーを下に降ろすと、「のどが乾いた~」
自分の荷物を最低限に減らすため、もらったミネラルウォーターも
全て機内に置いて来てしまいました。
見回しても、近くに自販機等は全くなし。トイレも店もなし。
入国手続き関係のものしか目に入りません。

ジェリーに何度も、今、飲み物を飲むことはできないことを説明しますが、
「水を飲みたい~」と訴えて泣くばかり。
トムも私と一緒になって一生懸命ジェリーを説得してくれましたが、全くだめ。

ジェリーが騒ぎ始めて、後ろの日本人のおばちゃんたちが心配して
ミネラルウォータをくれました。

有り難や~と思いましたが、水効果も虚しく、すぐに抱っこ要求。
機内で寝足りなかったのでしょうか、再び不機嫌再開。

仕方がないので、列に並んでいる間、

ジェリーを抱っこしながら30歩進む→ジェリーを降ろしてなだめながら10歩歩かせる

の繰り返しで(しかもジェリーの歩数はどんどん減って行く)、
延々1時間くらいして、ようやく自分たちの順番になりました。

もう、腰も肩もこの1時間でガクガクです。

さあ、ようやく入国審査手続きです。

3人分のパスポートとI-94を出して、質問を受けます。

大したことは聞かれませんでした。
パパが会社でどんな仕事をしているか? 子供は何歳か?とか。。
その後、指紋と写真を撮りました。

入国審査事体は、あっさり終わり、荷物を受け取りに行くと、
トランク2個は、ターンテーブルの外へほっぽり出されている状態。
荷物が出てきてから、どんだけ時間が経ったのでしょうか。

税関の人に呼び止められることもなく、そのまま出口へ進むと、
目の前にパパが!

「パパ~!」

子供たちは大喜びでパパに向かっていきました。