上野動物園(東京都台東区)の雌のパンダ「シンシン」(6歳)に妊娠の兆候があることが26日、都への取材で分かった。5月末ごろから食欲が落ちたままで、尿検査の結果、妊娠すると上昇するホルモン値にも変化がみられたという。ただし偽妊娠の可能性もあるほか、狭い場所を好む「巣ごもり」など妊娠特有の行動も確認できておらず、同園は慎重に見守っている。

 シンシンは11年2月に、雄の「リーリー」とともに中国から来日。今年3月末、交尾が確認された。出産すれば、上野動物園でのパンダ誕生は24年ぶり4頭目、自然繁殖では初となる。



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