パコのテーマパーク分析 -2ページ目

パコのテーマパーク分析

テーマパークに関するニュースや雑学を紹介。たまに関係のない話題について書くこともありますが。



オリエンタルランドがストームライダーのクローズを発表。
ニモの新アトラクションを導入するとのことです。

【アトラクション概要】
開業時期 :2017年春(予定)
体験時間 :約5分(メインショー)
乗車定員 :1キャビンあたり122名
キャビン数 :2台
利用制限 :身長90 cm以上、3歳以上
総投資額 :約50億円(予定)
その他 :ディズニー・ファストパス®実施


うーん、これは意外。
ストームライダーのクローズもしくはリニューアルはありうる話だと思っていましたが、まさかまたニモとは。
DLのサブマリンヴォヤッジ系ならともかく、映像系ではタートルトークとも印象がかぶります。ポートディスカバリーのメインアトラクションがなくなることで、エリアの設定や印象も大きく変わってしまいますね。
楽しみではありますが、結構残念。内部の仕掛けなどは、他のシミュレーションライドには無い新しさがありました。

ニモのライドにはもちろん期待しますが、最近キャラクターに頼りすぎなような。
北欧エリアには、フローズン以外の要素もあるといいなと個人的には思ってます。

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 千葉県浦安市にある東京ディズニーリゾート(TDR)と大阪市のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の2014年度の入園者数が、過去最高を更新した。人気映画をテーマにした企画が当たり、東西の2大テーマパークの好調ぶりが際立つ。

 ともに1日発表した。TDRは前年度より0・3%多い3137万人となり、過去最高を3年連続で更新した。昨年5月から始めた、夜のシンデレラ城に動画を映す新アトラクション「ワンス・アポン・ア・タイム」が大ヒット。今年1~3月は、映画「アナと雪の女王」をテーマにした催しも好評だった。

 USJは前年度より2割増えて1270万人になり、開業した01年度を初めて上回った。映画「ハリー・ポッター」をテーマにした新エリアが昨年7月にオープンし、多くの人を集めた。今年1月30日に入園料を2~3%値上げしたが、その後も客足は落ちなかった。地元の関西以外からの入場者が全体の7割に達し、うち海外客は1・6倍の80万人にのぼる。

 レジャー産業にくわしい桜美林大学の山口有次教授は「景気が上向いていることに加え、両園ともタイムリーな集客装置を入れた。20年の東京五輪に向けて、外国人も増え続けるだろう」と話す。(吉田拓史、溝呂木佐季)

http://www.asahi.com/articles/ASH414V93H41ULFA01Z.html


パークの活気は次なる投資にもつながるので、良いことではあるのですが、一ゲストとしてはあまりに混雑しているというのも考えもの。
TDLはレストランを2階建にしたり、エリアのリニューアルをすることでキャパシティの増大を目指していますが、混雑の緩和は各パーク共通の課題といえるでしょうね。



 東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランド(浦安市)は26日、施設内で販売したカップチーズケーキにカビが発生しているものがあったと発表した。今のところ、購入した客から健康被害の訴えはないが、同社は商品を回収するという。

 同社によると、問題があったのは、丸きんまんじゅう(佐賀市)が製造したカップチーズケーキのうち、賞味期限が「15.04.21」と記載されたもの。ミッキーマウスの絵柄がプリントされた紙箱に9個が個別包装されて入っているが、機械の異常で、完全に密封されていないものがまじってしまったとみられる。

 19~21日にディズニーランド、ディズニーシーの両施設内の店舗で販売。24日になって、購入した客から指摘があったという。

 同社は27日から4月5日は特別窓口(0120・282・161、045・330・7254)で、同6日以降は商品ゲストサービス(047・381・3499)で、問い合わせに対応する。

http://www.asahi.com/articles/ASH3V72C1H3VUDCB029.html


うーむ、チュロスのネジ混入に続いて食品の不祥事です。
あまり話題にはなっていませんが、立て続けにこういうことが起こると印象は悪いですね。
大きな事故が起こる前に、安全性を再確認する必要がありそうです。


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 ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市)を運営するユー・エス・ジェイのグレン・ガンペル社長は18日、沖縄県に新たなテーマパークをつくる方針を表明した。これに先立ちUSJでは約100億円を投じ、恐竜を題材にしたジェットコースターを2016年春に新設する。積極投資を推し進め、さらなる客数拡大を目指す。

 同日、大阪市内で報道陣の取材に応じたガンペル社長は新パークの規模について「USJや東京ディズニーランドより小さいが、比較的大きな規模になる。大阪以外でも会社として大きく成長したい」と語った。場所や時期は明らかにしなかったが、名護市のネオパークオキナワ(名護自然動植物公園)と周辺地域が候補地とみられる。

 USJのように映画やテレビ番組を題材とするのではなく「沖縄に合ったものを展開し、インバウンド(訪日外国人)も含めて考える」。東京五輪開催の20年より早い開業を目指すもようだ。

 同社にとって大阪以外の事業拠点を設けることは大きな転換点だ。USJには1500万人程度を収容できるとみているが、ユー・エス・ジェイが企業として2千万人、3千万人を集客するには新拠点が必要となる。

 USJでは恐竜映画「ジュラシック・パーク」のエリアにジェットコースター型のアトラクションを新設する。海外から導入せず「USJが独自開発した全く新しいものになる」という。新アトラクションは初年度に入場者数を30万~50万人押し上げる効果があるとみている。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ18HYH_Y5A310C1TI0000/


沖縄のテーマパークの話も興味深いですが、USJの新アトラクション導入もなかなかのサプライズ。
現在USJのジュラシックパークエリア内では工事が行われており、何かしら導入の予兆はありました。
有力だったのが下の動画のアトラクション。フロリダのユニバーサルスタジオにあるものです。



これであればそれほど土地も使わず、製作費もそれほどでもないでしょう。
現在の工事の位置から考えても、可能性は高そうです。


と思っていたのですが、発表によると投資額は約100億。
さらにUSJ独自開発のアトラクションとのこと。
明らかにフロリダのものとは規模が違います。

ハリウッドドリームザライドやスペースファンタジーザライドの投資額が50億程度ですから、コースター以外の演出も期待できそうです。
ジュラシックパークの名を借りるのであれば版権料なども含まれるのでしょうが、それでも100億というのは相当なもの。屋内コースターなのか、恐竜のアニマトロニクスは登場するのか、キューラインは凝っているのか…。期待は高まります。


参考 アトラクション投資額

フジヤマ、ドドンパ、ええじゃないか、高飛車…約30億
スチールドラゴン2000…約50億
ピレネー…約30億
ビッグサンダーマウンテン、レイジングスピリッツ…約80億

大規模屋外コースター(演出なし)でもおおむね50億の範囲内。
単純な製作費以外も含むディズニーのコースターでも100億未満。


ハリー・ポッターOPEN後もクールジャパン、ワンダーランドリニューアル、新コースター導入と、攻め続けるUSJ。
勢いを印象付ける効果もあるのでしょうが、ハリー・ポッター以外にてゲストを分散させるのも狙いなのかもしれません。



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長年世界最高ライドと言われていたスパイダーマンに引導を渡したアトラクション「ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニー」。
これも今更ですが感想を。

エリアの完成度、アトラクション建物の外観、キューライン、ライドの動きの斬新さ、映像部分の浮遊感、セットのディティール、作品自体の魅力。
すべてが最高です。
ハリー・ポッターの作品をギュッと詰め込んだ、ファンにはたまらないアトラクションと言えるでしょう。


オープンして半年以上経ってからの記事ということもあるので、ネタばれも含んだ上で、わりと細かい部分も記載してみます。

Paco's Review

世界観(作品の再現度)…★★★★★
ストーリー…★★★★
絶叫度…★★★★★
爽快感…★★★★



<キューライン>
作品ファンにはたまらない、ホグワーツ内のキューライン。
まさに映画の世界そのもの。アトラクションはキューラインから始まっているのです。
TDRと比べるとあまりキューラインが凝っていない印象のUSJですが、このアトラクションに関しては別格。
私はエクスプレスパスを使ってしまったのでゆっくり見ることはできませんでしたが、ライドとは別にウォークスルーで楽しむことができました。ゆっくりお城を楽しみたい方にはおすすめです。




<アトラクションストーリー>
ゲストは、ハーマイオニーの魔法がかけられた空飛ぶ椅子に乗り、ハリーたちのクィディッチの試合を見に行きます。ところがその途中様々なトラブルが待ち受けていて…。
シンプルなストーリーなので映画を知らなくても問題なく楽しめるでしょう。が、元ネタを知っていると、より楽しめるのは間違いなし。
クィディッチ→賢者の石ほか
暴れ柳、巨大蜘蛛→秘密の部屋ほか
ディメンター→アズカバンの囚人ほか
ドラゴン、闇の印→炎のゴブレットほか
骨になったバジリスク(秘密の部屋)→死の秘宝パート2
などなど。
ちなみにハーマイオニーが蜘蛛を倒した呪文は「アラーニア・エグズメイ」です(秘密の部屋より)。




<ライドの仕組み>
ロボコースターと呼ばれるライド(アームに座席が取り付けられ、様々な動きをする)に乗り、映像やセット、アニマトロニクスの設置された空間を移動していきます。
映像を見ていたかと思えば、本物のセットが現れ、また突如映像の中に引き込まれる。基本的にはこの繰り返しです。
スパイダーマンと大きく異なるのは、映像自体がライドの動きに合わせて移動していること。乗っているとそれを感じることはほぼありませんが、この仕組みのおかげで映像とセットの間を違和感無く移動することが可能となっています。
詳しくは「フォービドゥンジャーニ― 仕組み」とかで検索すれば出てくるかと。
ライドは4人乗りです。ライドとライドの間隔は非常に近く、ベルトコンベアに従って次々に乗車していくタイプなので(TDLのホーンテッドマンションのイメージ)、回転率は良いと思います。
にもかかわらず、隣のライドが目に入ることはほとんどなく、映像やセットへの引き込まれ感はかなりのもの。スパイダーマンもそうですが、ライドの向きや映像の使い方など、かなり計算されて作られていることがうかがえます。

<映像部>
バック・トゥ・ザ・フューチャーやソアリン(DCA)のような球体スクリーンの中、空を飛んでいる感覚が味わえます。4K映像の凄さというのはそれほど感じませんでしたが、確かに映像は鮮明でした。(これに乗ってしまうとBTTFの映像の粗さが際立ってしまう…汗)
半球体スクリーン上を足がぶらぶら状態で動くため、映像につつみこまれている感はかなりのもの。低空飛行するシーンなんかは、今にも地面に足がつきそうです。特にクィディッチのシーンは圧巻。他のシミュレーションライドとは別格の迫力です。
ただし人によっては結構酔ってしまうようなので、要注意。

<セット・アニマトロニクス>
映画を知っていると、ひとつひとつの造形が忠実に作られていて感動します。
特に暴れ柳はよく再現されているなぁと。ライドの動きも面白いです。
全体的に映像系のアトラクションが多いUSJの中で、これだけセットやアニマトロニクスの比重が大きいアトラクションは貴重。
一方で一部明らかに作りものと分かるディメンターがいるのがちょっと残念。
セット部は意外と古典的な雰囲気です。

<映像・セット・ライドの連動性>
スパイダーマンに比べると、それぞれが独立している印象。
映像部は映像のみ、セット部はセットのみ。
そういう意味では、映像の中にセットが溶け込み、ライドの動きも絶妙に連動しているスパイダーマンとはちょっと印象が違います。
映像部は非常に楽しいんですが、セットから映像に切り替わった瞬間に明らかに映像だなと感じてしまいます。その点ではスパイダーマンに軍配をあげましょう。

<絶叫度>
人によって感じ方は違うとは思いますが、シミュレーションライド(スターツアーズやスパイダーマン、バック・トゥ・ザ・フューチャー等)が乗れる方なら大丈夫でしょう。
映像酔いしやすい方は注意が必要です。
ライドの動きはなかなか凄いですが、スピードや激しい動き、落下等はありません。ただしポケットは空っぽにしておきましょう。
高さもそれほどありませんが、一応足ぶらぶらで宙に浮いた状態なので、高所恐怖症の方はひょっとすると怖いと感じるかもしれません。
またディメンターや蜘蛛などが出てくるので、小さな子にはやや怖いかもしれません。(映画が見られれば大丈夫でしょう。)



<全体的な感想>
最高のアトラクションです。
ロボコースターという革新的な技術とハリー・ポッターという傑作を組み合わせたことで、最高のアトラクションとなっています。
特許の関係で難しいのでしょうが、ディズニーでアラジンなんかと組み合わせると面白いアトラクションが作れるかも。

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