川の流れに乗る生き方 | WAKU×WAKU blog.

川の流れに乗る生き方

今年の2月に、自分は経営者でありコンサルタントだけれども、これからは、かっこよく言えば“文化人”として生きていこうと決め、そして3月に、より具体的には“作家”を軸足にしていこうと決めました。


そうしたら、その直後に、4年もご無沙汰をしていた徳間書店の編集長から突然電話が入り、「前に翻訳をやるっておっしゃっていたアーノルド・パテントの本、あれどうします?」との問いかけ!!


これには本当にびっくりしました。



実は4年前に、自分の本を出版した後、当時師事していたアーノルド・パテント氏の新刊を、僕の方で翻訳をするということが決まっていたんですね。



ところが、その内容が「私たちは神の現れである」というような記述が多くて、当時企業向けの人材育成コンサルタントとして仕事をしていた僕としては、「自分のキャリアにとってこれは足を引っ張ることになるかも・・・」といった打算があって、途中でやめてしまった経緯があったんですね。



そして、4年の時を経て、前田先生の教えも学び、機が熟してきたのかもしれません。



作家としての再デビューの第一弾として、「あの本、やっぱり僕の方で出版させてもらおうかな・・・」と思っていた矢先の編集長からの電話。



「いやあ、びっくりしました。実はほんの3日ほど前に、あの本を押し入れから出してきて、またやろうかなと思ってたところなんですよ~!」

「そうですか。じゃあ、やっちゃいますか?」

「やらせてください!いつまでに原稿は書けばいいですか?」

「じゃあ、早い方がいいから、できれば4月中とか、5月中旬までには・・・」

「わかりました。じゃあ、4月中に仕上げますよ」




「The Journey」という本なのですが、これが前田先生が教えておられることと見事に符合するんですね。

前田先生は「第一幕・第二幕」というお話をよくされますが、なんとこの「The Journey」の中にも、人生には第一幕(Phase1)と第二幕(Phase2)の二つしかないという記述があるんです。


さらには、第一幕から第二幕に移行するためには気持ちを感じ切ること(Feel the feeling)が一番大切とも言っているんですね。これは心のデトックスとほぼ同じ。



4年前は僕の英語力のなさもあって、アーノルドの教えを完全に理解・修得するには至らなかったのですが、その後前田先生から学ぶことによって、理解度が深まり、ようやく翻訳できるタイミングがやってきたのでしょう。



30代後半にある精神世界系の先生に師事をするところから始まり、より本物を求めて出会ったアーノルド・パテント、それから前田知則先生。

そして、作家として歩もうと決意した直後のアーノルドの本の翻訳。



点と点が今はっきりと一本の線として繋がってきました。




自分の頭でビジョンを描いて、その思いを意志の力と努力で実現していくのではなく、体の力をふっと抜いて、宇宙の大河のような流れに身を任せる。


そんな流れに乗って、次々と展開される美しい景色を存分に楽しんでいきたいものです。