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2.0的な生き方って・・・?

今僕らの中では、1.0だの2.0だのという言葉を、日常の中でよく使っていますが、では、そもそも2.0的な生き方って、一体どんな生き方なんでしょう・・・?




ちなみに、V1.0とV2.0の違いは、前田知則先生によると、次のようになります。


「V1.0とV2.0の違いは、アイデンティティの違いなんです。V1.0はアイデンティティが個体にある。それに対して、V2.0はアイデンティティが空間にある」


V1.0は個体意識、V2.0は空間意識(梵意識)だと。



これは実に明快な定義付けだと思いました。


この話を聞くまでは、実は僕の中でもかなりファジーのままでしたが、この話を聞いた時、とてもすっきりし、すべてが腑に落ちました。


それまで、僕らは、何となくライフスタイルの違いのように捉えていたふしがあるんですね。


でもそれは違う。



投資をじゃんじゃんしてバリバリお金を稼ぎ、高級車に乗りまわしている人が1.0とは限らない。

自ら有機野菜を作り、エコな暮らしをしている人が2.0とは限らない。


前田先生はそんなような言い回しもしておられました(ちょっと表現は違いますが)が、僕も全く同感です。



何をやるかの違いではない。

どんな意識でいるか、その違いだけなんだと思います。




では、「2.0的な生き方」って、どんな生き方なんでしょう?


僕が思うには、2.0的な生き方とは、「すべてを赦せる生き方」なのではないかと思います。



「赦せる」というのは、「すべての物事をありのまま受け入れられる」ということです。

そこには解釈も判断もありません。


辛いと思える状況も、情けないなと思える自分も、酷い言い方だなと思える人の言葉も、ギクシャクした人間関係も・・・、すべてをそのまま受け入れる。ただただ受け入れる。




その意味では、もし逆に、「1.0的な生き方ってどんな生き方か?」と問われたら、僕は、「価値判断をする生き方」なのだと思います。



「あの人は1.0だ」とか「あの人は思いやりがない」とか「あの会社は環境を壊している」とか。

そういうのは、すべて良い悪いといった価値判断をしているわけですね。


それはあくまでも自分の狭いものさしで測っているに過ぎない。


自分の中に「こうあるべきだ」という理想があって、それに合えば「素晴らしい」合わなければ「ダメ」。


ほとんどの人は、そんな価値判断をして毎日を生きています。



でも、よくよく考えると、この世界に良いもの悪いものなどと言うのはないんですね。



一番極端にいえば、戦争だって本当は悪とは言い切れない。

戦争を重ねて、現代があるのは事実。

武力で国を統一しようとした信長や秀吉など戦国武将たちがいなければ、泰平の世の中はやってこなかったかもしれない。


「世界の警察」を自負するアメリカが圧倒的な軍事力を持っているから、世界的な大戦が今は起こらず、先進国に住む我々は安全に暮らせるのかもしれません。




肉体を持っている自分を自分とみなす個体の意識で見ると、どうしても「良いこと」とか「悪いこと」とか思えてしまうことだらけですが、空間(=全体)の意識から見ると、何一つ良いも悪いもなくなります。

ただ、そこにはいろんな出来事が起きているだけ。(それも本当は映像(夢・幻)なのですが・・・)



ですから、人を裁く生き方こそ、もっとも1.0的な生き方、すべてを赦せる生き方こそ2.0的な生き方なのではないかと、僕は思います。