「膵炎様発作」
犬 10才 パピヨン
「昔から月数回は嘔吐、下痢、血便、腹痛を繰り返す」とのことでご相談を受けました。
膵炎様の発作が出ると数日はご飯も食べられず、生活の質に大きくかかわる状態でした。
これまでも、動物用に発売されている漢方サプリやホモトキシコロジー、ホメオパシーなどを試したそうですが、少し効果が出るものの発作は継続していました。
お腹の調子は食べ物による影響を強く受けるため、決まったものしか食べられない状態です。体質は元気いっぱいで体を触られるのを嫌がります。また、寒さに弱く、その割にはぁはぁしているときがありました。
漢方薬を飲み始めると徐々に発作の回数と重症度が減っていき、季節・状態によって微調整を続けていくと、何か月も発作が出ない状態まで改善しました。
お腹が弱い体質が続くと免疫力の低下や筋力の低下を招くため、健康寿命が短くなってしまう可能性があります。
漢方治療は病気の治療に加えて、体質の改善をすることで健康寿命を延ばすことが出来ます。生活の中で気になることや、病名がなく経過観察になっている状態でも効果を発揮することがあります。
気になることがある場合はご相談ください。
鍼灸漢方治療は月・木曜日の予約優先性になっていますので、事前にご連絡いただくとスムーズにご案内できます。
獣医師 冨田 浩平
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