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スター・ウォーズ エピソード3 / シスの復讐

思い起こせばスター・ウォーズシリーズが始まったのがもう20年も前で、当時中学生だった自分は、友達が映画館で観てきて「凄い!最高!」と感激の感想を次から次へと聞かされて自分もとても観たかったのですが、母親に観たいと要求すると「そんな金はない!」と一蹴された苦い思いでがあります・・・・・


あの苦い思い出から20年あまり、ついにシリーズの完結編を観ることができましたぁぁぁ。


まぁ、率直に言って、「こんなもんかな?」という程度の出来でした。

エピソード4のストーリーに繋げる為のつじつま合わせ、という感じが拭えませんでした。まぁ、しょうがないと言えばしょうがないですが。

というか、これで全てのストーリーが終わってしまうというのが、自分としては腑に落ちない・・・・・

だってストーリー的にいって最大に盛り上がるところはルークとダース・ベイダーの親子対決でしょ?それはもうとっくの昔に終わってるわけで、なんかこのエピソード3を見終わっても「さあ、おもしろくなるのはこれからだ!」という気持ちになり、またエピソード4から見直さなければとなっちゃうんですねぇぇぇ。終わった気がしないのです。


それに、最初の3部作の方がホントにそれまでに観た事がないような驚きの映像に度肝を抜かれ、ビックリしたし、おもしろかったです。なんでもかんでもCGで処理してしまうというのもいかがなものかと・・・・・


更にいらぬことまで考えると、戦争賛美、帝国主義の排除、民主主義の押しつけ、というアメリカという国の陰謀が随所に織り込まれている、と考えるのは考え過ぎでしょうか?それが悪いというわけではないですが、冷静に考えると、「自由、民主主義、平和」のために戦うことは正しいという、遠まわしの洗脳にも見えなくもないんですねぇ。


そんなことを考えながらアナキンがダース・ベイダーになぜ変貌してしまったのかが解っただけでも、この映画を観る価値はありますね。だってこれを観なかったら20年前からシリーズを観てきた者はスッキリしないですからねぇぇぇ。