S.S.コロンビア号のデッキに到着したとき、船内に戻って行かれるマジシャンさんの背中が見えました。

近くにいらっしゃったキャストさんに “また、来ますか？” とお伺いしたところ “多分来ますよ！” とのお返事。

暫し待つのを覚悟したところ、ほどなく現れた麗しの貴婦人。

やっとお会いできました‼︎

“今日は暑いわねぇ…”

この日は30℃超えの猛暑日で、座っているだけでも汗がダクダク。

なのにこの貴婦人←カトリーヌさんときたら、暑いと言いながらも汗ひとつかかずに涼やかなお顔をしていらっしゃる。

さすがニューヨークでご活躍中の女優さんだけのことはあります。

あくまでもここで起きることは1912年にニューヨークから出航したS.S.コロンビア号の船上での出来事。

我々ゲストは、まんまと当時のレトロな世界にタイムトリップさせられるのです。

写真撮らせていただいてもいいですか？

“えぇ、もちろん。”

撮られ慣れしていると見えて、さりげないポーズがすんなりとキマる。

エレガントなウォーキングを披露するカトリーヌ嬢。

甲板に上がると見せかけて、引き返してきたと思ったら、こんな雰囲気ありありな感じで窓辺(？)に佇むのです。

スラリとした後ろ姿がたまらなく画になります。

お願いすれば、もっと良いアングルでのお写真もきっと撮らせていただけるのではないでしょうか。

素敵なグリーンのドレスは2010年まで行なわれていたオーバー・ザ・ウェイブというショーで使われていた衣装らしいです。

オーバー…と言えば、♂が大好きだったショー。

あの頃のことを思い出すと、無性に懐かしさがこみ上げてきます。

ひととおりのゲストとコミュニケーションを交わしたあと、

“では、ごきげんよう…”

って感じで船の中に入って行かれました。

本当はもっと見ていたかったけれど、会話でお引き留めする勇気もなく…(>_<)

扉の中にシャナリと消えていった後ろ姿が今でも忘れられません…。

そのあと、入れ替わるように出ていらっしゃったのはアコーディオン奏者のベンさん。

身なりも佇まいも、もちろん奏でる音楽も、とても優雅。

ピン☆と伸びた背筋、ピカピカの革靴…。

何よりも、カカトを浮かせて置いた右足のオシャレ感が半端なかったです（笑）

ご挨拶的に座りで一曲演奏してくださいました♪♪

その後、立ち上がってもう一曲。

この曲エンドレスなんじゃないの？ってくらい、ロングバージョンで熱のこもった演奏を魅せていただきました♪♪

暑さも忘れる、とても素敵なひとときでした。

聴衆があまりにも少なすぎて申し訳ないというか、もったいないというか…(>_<)

賑やかすぎるのも風情がなくなるので好ましくはありませんが、もう少しだけゲストが多くてもいいのかなぁって思います。

今回は叶わなかったけれど、ロバートさんことマジシャンさんにもお会いしてみたいです。

ロバートさんとやらは、噂によるとカトリーヌさんと恋仲なのだとか…。

バックストーリーも探っていきたくなる、大人なシーにピッタリのアトモスフィアです。

興味がある方は是非、昼下がり(もしくは夕暮れ時)のコロンビア号に行かれてみてください☆〜（ゝ。∂）

(午前中と火曜・水曜はお休みとのことです)

ari-kaz ♀

船上の貴婦人と音楽家