単語の覚え方に関して書きます。リスニング等、他の要素に関しては、本屋さんの英語コーナーに行けばいい方法が書いてある本が沢山あると思うので、ここでは書きません。




説明が難しいので、とりあえずいくつか書きます。


1、やり方の特徴

①書かない。見る&発音して覚える

②1語進んでは1語復習する

③5語進んだ時点で、その5語の単語が訳を見てがすらすら出てくるようになるまでその5語を反復する

④訳を見て単語がすぐに思い浮かべられるようになるまで10語の範囲を反復し続ける(③の反復範囲を10語にする)

⑤英単語の部分は紙で隠してる。



2、今やってる単語帳の特徴(聞いて覚える英単語キクタンTOEFLTEST頻出編)

①1ページ10単語。ページの中央に横線が入っていて、上に5語、下に5語書いてある

②見出し語と発音記号、日本語訳、例文、例文訳の順に左から並んでる

③全部で800語載ってる

④別にこの単語帳を勧めているわけでは無いので誤解しないで下さい。英単語と発音記号と単語の訳が書いてあって、自分のレベルに合っていれば何でもいいと思います。




3、僕の使い方

①発音記号が読めるのでCDは使っていない

②例文は読まない

③例文訳は読まない

④日本語訳を見て英単語を思い出そうとする

⑤英単語を見て日本語を思い出そうとするだけだと、いまいち頭に残らないのでやめた

⑥暇な時間(駅から家まで歩く時とか)に、何も見ずにその日覚えた単語を思い出そうとする

⑦覚えるのは主に電車の中。家で覚えることもある

⑧周りの目は気にせず小さな声で発音する。見るだけだと僕は覚えられない。



以下、見出し語がa~jの10語で、訳が「エイ」~「ジェー」となっている仮想的なページを例にやり方を具体的に書きます。


①「エイ」を見る(日本語訳を見る)


②aといえたら「ビー」を見る(正解できたら次の単語の日本語訳を見る)


③aと言えなかったら(英単語が出てこなかったら)、「a」を隠していた紙をずらして「a」を見る。何度か発音練習して、発音できるようにする。そのあと、何度か単語帳を見ずに「エイ a」と言って(3回くらい)、覚えた気になったら「ビー」を見る


④「ビー」について②もしくは③をやって、「ビー」も覚えたつもりになる


⑤「エイ」について②もしくは③をやって、「エイ」を覚えたつもりになる


⑥「ビー」について②もしくは③をやって、「ビー」も覚えたつもりになる


⑦「シー」について②もしくは③をやって、「シー」も覚えたつもりになる


⑧「ビー」について②もしくは③をやって、「ビー」も覚えたつもりになる


⑩「シー」について②もしくは③をやって、「シー」も覚えたつもりになる


⑪「ディー」について②もしくは③をやって、「ディー」も覚えたつもりになる


結局、1語新しい単語を覚えるたびに、その直前の語から覚えていくということです。


「a→b→a→b→c→b→c→d→c→d→e→d→e」と進んでいきます


5語進んだらその5語の訳を見て単語がすぐ出てくるまで上のやりかたで進んでいきます。(半ページ分を完璧にするということ)


そのあと、復習済みの5語を含めた合計10語進んだら、その10語の範囲を完璧に(=一瞬で単語が出てくるようにする)します。


100語進んだら1語目に戻って、全部すらすら言えるようにします。この100語と言うのは例で、1日のノルマが終わったら、最初の語に戻って復習するということです。


翌日は、前日にやった分の復習から始めます。前日の分が全部すらすら出来るようになったら、当日の分をやります。


500語くらい進んだら、1~500までがすらすら出来るようになるまで復習します。


1冊終わったら、全部の単語がすらすらできるようになるまで復習します。


こんなかんじです。


目標は「問題を自力で解けるようにする」ことです。


以下の①から⑦までです


①解く

②丸つけする

③問題集に正解不正解を書き込む

④解答を読んで理解する

⑤出来なかった部分を思いつけるようにする

⑥解きなおしてできるようにする

⑦問題集を全ての問題が1発で正解できるようになるまで繰り返し解く





手順


①解く

過去問を解くとき以外は時間を測らなくていいと思います。


解けない問題をうなって考える必要はないです。時間が無駄です。解けなかったら、何が分からないかを明確にした後答えを見てください。


ただし、何が分からないかを必ず明確にしてください。それを、ノートに日本語で文章として書いてください。





②丸つけする


僕は大問1つ終わるごとに丸つけしてました。


解答を読んで、何が原因で間違えたのかを分析し日本語の文章として目立つように書いてください。僕は赤サインペンや紫のボールペンで書いていました。使い分けは気分次第です。


単に名詞で書くより、動詞も入れて書いたほうが間違いをより分析できていると思います。


たとえば「有効数字」よりも「有効数字をチェックし忘れた」のほうがいいと思います。




③問題集に正解不正解を書き込む


1発で正解した問題に関しては○を、そうで無い問題に関しては×を小問ごとに()の横に小さく書きます。


ケアレスミスなどのどんな小さなミスがあっても×にしてください。


そうしないと、入試までそのミスをし続けることになります。


消せるように鉛筆やシャーペンで書いてください。


これは、復習の効率を上げる上で極めて
重要です。


2周目以降、○がついた問題に関しては解きなおす必要が無いです。


×がついた問題だけを解きなおしてください。





④解答を読んで理解する


解答を読んで、何をどうしているかを読み取ってください。


たとえば、「2ベクトルの設定→線分上にあるという式を2つ立てる→連立して係数比較→連立方程式を解く」


という手順を読み取ってください。


それぞれの式変形が何を目的になされたものなのか、また、その式自体は何を意味するのかを読み取ってそれを日本語にしてください。



わからければ、あまり時間をかけなくていいです。わけわかんなくても⑥が出来ればいいです。




⑤出来なかった部分を思いつけるようにする←最も重要



次に、自分が思いつかなかった部分について、どうしたらそれが自力で思いつけるか考えます。


僕は、「フラグ」を探して、その「フラグ」に反応出来るようにすることを考えていました。


たとえば、「計算できないシグマは和の中抜けを使う」「n個の数の積はlogをとって和の形にする」「実数解の個数と言われたら判別式をとる」「解の配置と言えば判別式、軸、端点を考える」


といったことを考えます。


つまり「どんな形に対してどう処理するか」「こんなものを求めるにはどうしたらいいか」を考えます。


まとめれば、「対象に対してどんな処理をすればよいか」と言うのを日本語で文章にします。


そして、これをノートや問題集の解答に必ず書いてください。


これも目立つようにしてください。





⑥解きなおしてできるようにする


解答を理解したらその場で解き直します。解答は閉じて、問題だけを見て解きます。


正解できれば次の問題に進みます。


間違ったら、④⑤⑥を解けるようになるまでその場で繰り返してください。何回でもやってください。


結構な割合で間違うので、間違えても気にしないで下さい。みんなそんなもんだと思います。






⑦問題集を全ての問題が1発で正解できるようになるまで繰り返し解く



2周目以降は、×印がついた問題だけを繰り返します。


解く前に×印を消します。○印はそのままです。


①~⑥までやってください。


問題集の全問が1発で正解できるまでは、①~⑥までを繰り返してください。周を重ねるごとにやらなければいけない問題数は減っていくので、どんどん楽になってきます。


ただし、同じ問題を何度もミスることはよくあることなので、気にしないで下さい。


僕は同じ問題を8回くらい間違えたことがあります。




こんな感じです。不明な点があれば聞いてください。


このやり方により東大模試の数学でTOP10に入ったのでそれなりに信頼してもらっていいと思いますが、これが正しいと言うつもりはまったく無いので、各自試行錯誤してより良いやり方を作り上げてください。

東京大学理科3類
早稲田大学法学部(センター)
早稲田大学政治経済学部政治学科(センター)
防衛医科大学校

を受験し、全て合格することができました。

すごくうれしいと言うよりは、穏やかにうれしいです。あまり実感は無いです。
受験勉強は、量はそれなりに多いですが、やることが大体決まっていたので、その意味では楽でした。

これからは、やることが自由に選べます。しかし、同時に、主体的に取り組まないと、何も得るものが無い時間を過ごすことになります。

これからは、大学生活を充実したものにするために努力していこうと思います。

今まで応援ありがとうございました。