膵がんと糖尿病の闘病日記 (Violoncello,すいがん,膵癌,膵臓癌,糖尿病,網膜症,診察日記,診察記録,闘病記録)

膵がんと糖尿病の闘病日記 (Violoncello,すいがん,膵癌,膵臓癌,糖尿病,網膜症,診察日記,診察記録,闘病記録)

見て頂いてありがとう♪
小生 平成26年7月に膵臓癌と診断され、余命は限られていますが、何か役にたつこともあるだろうとブログを始めました。
実名は公表なしです。膵がんと糖尿病を中心に綴りたいと思います。
面白い内容ではありません。ただの闘病日記です。

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初版:平成26年10月23日
改訂:平成26年11月27日
更新:平成26年11月27日

■抗がん剤の投薬の記録
・10/07(Tue)、抗がん剤治療(TS-1)、1コースめ服用開始
・11/05(Wed)、休薬
・11/18(Tue)、抗がん剤治療(TS-1)、2コースめ服用開始


■検査結果(時系列)

10/7(Tue)に抗がん剤治療(TS-1、副作用の強くない、外来可能な経口薬)を始めました。
4週間投薬し、2週間休薬して、1コースです。
これを2コース行い、結果を評価(CT等を実施)します。
その結果を以てその後の治療方法を検討することになります。
この記事「検査結果(時系列)」により、投薬後の血液の状態がどの様に推移して行くのかがわかり、現れる骨髄抑制などの副作用の対応策を検討する際に役立つのではないかな、と考えています。

主要な検査項目の変化を時系列に書いています。詳細は後述の「検査結果(時系列)の補足」を参照してください。

[検査結果(時系列)]

注意:この記事は常に最新のものに置き換え様と考えています。即ち、検査毎に古い記事を削除し、新しい記事を登録します。


■検査結果(時系列)の補足

・LDH(乳酸脱水素酵素):

・ALP(アルカリフォスファターゼ):肝臓から出る胆汁の流れ具合を示し、肝臓や胆嚢や膵臓などの疾患で増加しやすい酵素。ALPは骨や小腸疾患などでも増加する。また血液型がO型やB型の人は食後小腸に由来するALPが増加するため高値になることがある。

・Amy(アミラーゼ):膵臓から出される消化酵素(炭水化物を分解する)で、急性や慢性の膵炎などの参考とされる。また唾液線にも含まれ耳下腺炎でも増加する。

・P-Amy(膵アミラーゼ):

・リパーゼ:膵臓から出される消化酵素(脂質を分解する)で、膵疾患の参考とされる。

・γ-GTP:肝臓が悪くなくても、飲酒によっても増加する。

・Na(ナトリウム):体液に含まれる電解質(Na, K, Cl, Ca)、血液に含まれる電解質は生体の機能維持の為そのバランスが一定している。腎臓機能低下や脱水や内分泌機能などでこのバランスが変化することがある。

・CK(クレアチンキナーゼ):骨格筋や心筋などの筋肉の障害の程度を示し、心筋梗塞や筋肉疾患や薬剤の影響などで高値になる。CKには3種類からなるアイソザイム(酵素としてのはたらきは同じだが、分子構造などが異なる酵素群)があり、CK1はとくに脳や脊髄に多く、CK2は心臓に、CK3は骨格筋に多いというそれぞれの特徴があります。CK全体の濃度を測定するとともにこれらアイソザイムの特長を生かして異常の種類を詳しく診断することもよく行われている。CKが低下しているので、甲状腺機能亢進症や化学療法などの影響と思われる

・UN(尿素窒素):腎臓の働きを現し、腎臓から尿に排泄される老廃物で、腎臓機能が低下すると増加します。消化管出血や栄養状態とも関係している。検査値は増加しており、右尿管浸潤に伴う水腎水尿管(即ち、右尿管への転移)により腎臓機能が低下しているものと思われる

・UA(尿酸):痛風や血管障害を引き起こす尿酸の濃度を示し、過食や体内での産生増加や腎臓からの排泄低下で血液中の尿酸は増加します。検査値は増加しており、右尿管浸潤に伴う水腎水尿管(即ち、右尿管への転移)によるものと思われる

・Cl(クロール):

・TG(中性脂肪):過食や肥満などで増加する。

・HbA1c:過去約1~2ヶ月間の平均的な血糖値を反映している。長期血糖コントロールの指標。最近の測定値は高い状態が続いており、膵癌により膵臓からインスリンが殆ど分泌されていないのではないかと考えられる

・血糖:採血時の血中ブドウ糖の濃度を示す。糖尿病診断のための基本的な検査。食事の前後で変動が大きい。最近の測定値は空腹時であっても高い状態が続いており、膵癌により膵臓からインスリンが殆ど分泌されていないのではないかと考えられる

・CRP(C反応性蛋白):体内の炎症や組織の破壊などがあると増加する。

・赤血球数:赤血球の数、低下している場合は貧血を示す。抗がん剤が効くと下がってくる。骨髄抑制の結果であり良いことではない。最近は下がってきている

・ヘミグロビン濃度:赤血球中の酸素を運搬する物質の濃度、低下している場合は貧血を示す。抗がん剤が効くと下がってくる。骨髄抑制の結果であり良いことではない。最近は下がってきている

・ヘマトクリット値:赤血球の濃度、低下している場合は貧血を示す。抗がん剤が効くと下がってくる。骨髄抑制の結果であり良いことではない。最近は下がってきている

・赤血球分布幅:赤血球の大きさのバラツキを示し、貧血がある場合に参考とします。15よりも大きいのでバラツキがあるなと考えます。大きい赤血球や小さい赤血球が出来るようなビタミン欠乏・鉄欠乏による貧血が起きている可能性があります。具体的には、鉄欠乏貧血(鉄分が足りずに起こる貧血)や大球性貧血(ビタミンB12や葉酸が足りずに起こる貧血)や赤血球の形が作るのが難しいような稀な病気などで起こってきます

・白血球数:白血球の数、白血球は細菌やウィルスから身体を防御し、炎症や血液疾患で変化する

・好中球数:細菌を攻撃する白血球の1つ。最近は下がってきている。骨髄抑制の結果であり良いことではない。

・リンパ球数:ウィルスを攻撃したり、免疫に関係したりする白血球の種類の1つ。免疫力が下がると減ってくる。最近は下がってきている。骨髄抑制の結果であり良いことではない

・CA19-9:腫瘍マーカー。腫瘍が小さくなれば減り、腫瘍が大きくなれば増える。最近は増加傾向にある

・CEA:

※骨髄抑制:血液細胞を作る骨髄の働きが低下して、免疫力低下や貧血、出血しやすいなどの症状が現れる。小生は体温を上げ血流を良くし、ヨーグルトや海藻類/納豆などで免疫力をアップしなければならない

※癌になると免疫力は低下しているので、小生は外出時のマスク着用が必須になりました

※完全奏効(Complete Response;CR)(すべての標的病変が消える、その状態が4週間以上持続)、CRと評価されても腹⽔のがんが消えるわけなく、評価する期間が終わるとすぐにがんが増⼤したり、再燃することがある


■抗がん剤と副作用 (お奨め:静岡県立静岡がんセンター)

・悩みと助言 (発行した冊子(PDFファイル))
http://cancerqa.scchr.jp/?mode=PC

・静岡県立静岡がんセンター
http://www.scchr.jp/


■HbA1cと血糖値

[HbA1c血糖値グラフ]

10/7(Tue)に抗がん剤治療(TS-1)を始めてから血糖値が上昇しています

TS-1の副作用なのかもしれません
→ 11/13 元々の糖尿病の症状ではないかと思う (主治医 談)