こんにちは、はしばです。
私には父方母方合わせて20人のいとこ達がいます。
東京や大阪に住むいとこ達もいますが、ほとんどが地元、愛知県で暮らしていました。
いとこ達の一部は、お盆とお正月になると祖父がいる我が家に『通知表』を持ってやってきます。
祖父にオール5か、限りなくオール5に近い通知表を見せて、お小遣いをもらうため我が家の廊下に並ぶのです。
「おじいちゃんにつうちひょうをみせると、おこづかいがもらえるんだ!」
そんな風に勘違いした小学生の私は、通知表を持ってその列に並びました。
いとこや姉が祖父に褒められ、お小遣いを手にする中、私の順番が来ました。
「お前は成績が悪いから小遣いはなしだ。」
そう言われ、祖父は小学生の私に通知表を突き返しました。
もちろんお小遣いなし。
その時の祖父の言葉は、数十年たった今も忘れられません。
その時感じた気持ちを言葉にするなら、自己否定、劣等感だったのだと思います。
そんな出来損ないの私ですが、唯一成績の良いいとこや姉達に負けないことがありました。
洋裁です。
物心つくかつかない頃から、母の足踏み職業用ミシンで何かを作ることが大好きでした。
好きでやっていることだれど、作品が完成すると、「上手だねー。まいこは手先が器用だね。」と褒めてもらえました。
成績が悪く劣等感を感じていても、洋裁で褒められることで、『私はこれでいいんだ。』という気持ちになれました。
2022年4月からから子供たちに洋裁を教える教室を始めます。
洋裁しか取り柄のなかった私が、何かしらに劣等感を持ったり、自己否定してしまいそうな子供達に
自己肯定感を持ってもらえるよう、一人一人のペースに合わせてソーイングの楽しさを伝えます。
ヴァレイソーイングジャム名古屋校の開校は、2022年4月15日(金)。
体験会は、2月23日(祝)から開催します。