前回書いた息子のお受験玉砕ショックから、とりあえずは立ち直りつつも、何を見ても何かを思い出す状態で、まだまだの心揺れる日々のツノダ妹です。

実は、今年の正月から、願掛けとして大好きなチョコレート断ちをしておりました。

ゴディバのお土産をいただいても、森永チョコボールやブラックサンダーがコンビニのレジ横で誘惑しようとも、「ならぬものはならぬ」と我慢し続けてきました。

チョコレート断ちをして気付くのは、菓子類に占めるチョコ関連商品の多さです。コンビニの棚を一度眺めていただきたい！半分以上はチョコレートが姿・形を変えて含まれているのですよ！

そこで「チョコがダメならマカロンを食べればいい！」と、マリーアントワネット気分でマカロンや栗やナッツ系の洋菓子をチョイスし、「やっぱり日本人はアンコよね」と和菓子にも手を伸ばし、とらやの羊羹の美味しさもわかるようになりました。

願いがかなった暁には、どのチョコレートで解禁を解き祝おうかとアレコレと妄想しておりましたが…残念な結果でチョコレート断ちの願掛けも砕け散りました。

では、自棄になって板チョコ一気喰いをしたかと言えば…正直、食べなくてもいい、というか、今は食べる気になれないのです。

ここまで我慢したあげく願いも叶わなかったのだから、いっそチョコレートの本場、欧州ウィーンのカフェで食べるぐらいの付加価値がないと、気安く食べる気にならんのですよ。

そんなメローでヤケッパチな気分で立ち寄った郵便局で発見したものがコレ↓

 地球から肉眼で観察できる彗星として天体ファンだけでなく、にわかな庶民にも話題だったアイソン彗星… 太陽の近くで砕け散り消えてしまい、ガッカリなニュースとして早くも記憶が薄れてきたけれど、ワクワク気分の記念切手が売れ残っていたのです。

切手シートに裏にある特別付録の観測ノートが更に悲しい…。  

アイソン彗星は大きな氷の塊だったそうで、太陽に接近した際に高熱のダメージを受けたのか、砕け散り四散してしまったそうですね。  でも、きっと小さな小さなかけらが広い宇宙にいっぱい飛んでいる。

そのひとつが地球に落ちて流れ星になるかも知れない。  誰かが星にかけた願いも、ツノダ妹がチョコレート断ちに託した願いも、アイソン彗星のかけらと一緒に、キラキラと夜空を彩ってくれることを寒風の空に祈る晩でした。

星に願いを…アイソン彗星のかけら