2月17日
道路は未だ混乱状態。
ホテル前の道は高速道路が通行止めのため、立ち往生してしまったトラックで道がふさがってしまい身動きが取れない状態。。
もちろんタクシーも呼べません。
予定していたレンタカーはスタッフさんの忠告もあって結局キャンセルをすることに・・・
やはりこの混乱状況からすると帰ってこれなくなってしまうというのが1番の理由です。
なんとか色々な方法を検討しましたがさすがにもう打つ手なし。
ギャンブルにお金をつぎ込んでしまって引くに引けない気持ちってこんなんかなぁ・・・
実は今回JIBを徹底的に練習しようと思い、JIB用の板と2枚持ってきていたのです。
仕方なく重い荷物を担いで駅まで歩くことにしました。
(結局3日間何もせず、一体何しに来たのかなぁ・・・)そんなことを考えると。
なんだか胸が苦しくて辛い気持ちになってしまいました。
すれ違う通行人の方が、大荷物でつぶされそうなわたしをみて「頑張れ~!」って応援してくれたのが唯一の救いでした。
半べそかきながらなんとか1時間近くかけて佐久平駅にたどり着くことができました。
駅には意外とスノーボードを持った人がたくさんいました。
みんな身動きが取れなくなってしまって新幹線で帰るのかな。でもどうやって駅まで来たんだろう・・・
とにかくこのどん底まで沈んだ気持ちを回復するにはしばらく時間がかかりそうだ。。
せめて明るい話題だけを考えて元気を出さなきゃ。
そんなことを想いながら新幹線に乗り込んだのでした。
東京行きの新幹線は想像を絶するほどの混雑でした。
座席はもちろん満席で、デッキも人であふれかえっていました。
大量の荷物が邪魔にならないようになんとか置き場に寄せて隅っこでうずくまりながら帰ることに・・・
こりゃ長旅の先が思いやられるなぁ・・・
とその時。1本の電話が・・・
電話の主は友達のK君。
なんと佐久平の駅まで迎えに来てくれるから滑りに行こうというのです。
正直この時は、本当に無気力なまで元気を失っていたので状況を把握すのに少し戸惑ってしまいましたが・・・
それでも「これは引き返す以外選択肢はない」と考え着くまでには、そう時間はかかりませんでした。
そして急いで次の駅「安中榛名」で途中下車して引き返すことに。
佐久平に戻ってきたときはお昼の12:00を回っていました。
早速K君の車に乗り込みいざゲレンデへ
道路は予想通り大変な混雑でした。
それでも地元のK君は、網目を縫うように裏道を駆使してスイスイ進みます~
除雪がまだ進んでいない小道を使ったり、ギリギリすれ違えるかくらいの路地走行は結構サバイバルで面白かった~
途中に寄ったコンビニでは、ほとんど品切れ状態だったもののお惣菜や手作りのご飯を販売していてくれたので腹ごしらえを。
そしてなんとか14:00過ぎにやっとの思いでゲレンデ到着。
しらかば2in1スキー場
ゲレンデには私達のほかには、片手で数えられるくらいのお客さんしかおらずほぼ貸切状態。
久しぶりに見る山々の雪景色は本当に素晴らしいものでした。
感動のあまり記念写真もたくさん撮りました~
大雪から数日経っていたので、ふっかふかのパウダーとまではいきませんでしたが、
圧雪していないバーンもあったのでパウダーランを教えてもらってたっぷり練習しました。
意外と今までできていると思ってたけど、まだまだ後ろ足荷重でコントロールできていないみたい。
パウダーランは難しいなぁ~ 効き足がちょっとだけ痛くなっちゃった。
でもできると楽しい~
ほんの数時間だけだったけど、なんだかここ数日色々なことがあったから。
すごく楽しくて嬉しくて~
最終リフトまでたっぷりと滑りました。
帰りがけに見た夕日もこれまた格別の絶景でした。
ここ数日間の大変だった思いも、最後に見たこの素晴らしい眺めですべて洗い流された気がしました。
K君、今日は迎えに来てくれて本当にありがとう。
19:00頃、望月町あたりまで戻ってきて作戦会議。
本当は今日帰る予定だったのですが・・・
新幹線の切符が明日も使えるということだったので、急遽明日も1日滑ることにしちゃいました。
夕食は私のワガママでお蕎麦を食べました~
お食事処 天船 の天ぷらそば。
サクサクの天ぷらがとっても美味しかった~
佐久平方面の宿は、大雪で帰れなくなってしまった人たちでほぼ満室でしたが。
近所にいい宿を見つけました。
国民宿舎 望月荘
建物は少し古いですが風情があっていい感じ~
お値段も素泊まり\4000とリーズナブル。
お部屋はこれまた年季が入っていますが、とても清潔でした。
コタツも置いてあっていい感じです。
素敵なお部屋でもっとのんびりしたかったのですが。
今日は疲れてしまって、お風呂に入った後バタンキューでした。
明日は早起きをして八千穂高原に向けて出発する予定です。
楽しみだなぁ~
To Be Continued...