1989年の論文になるが次の表を見て欲しい。
引用元文献:http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/2619783
1)そしてこちらの文献では次のようなことが書かれている。
「584例の入院患者の医療記録からデータを収集し、血清コレステロール値を入院の24~48時間後に測定した。自殺企図のあった患者はそれ以外の患者に比べ、血清コレステロール値が有意に低値だった。」
2)また、50~69歳の男性29,133例を5~8年間追跡したフィンランドの研究では「血清総コレステロール低値と、大うつ病及び自殺は関連している。」と結論づけている
3)他にも4462例の退役軍人男性の追跡調査では血清総コレステロールが低値(<165 mg/dL)且つうつ病だと自殺や事故などの外的要因で死亡する確率が7倍になったと報告している。
4)またこちらの研究では、暴力的な自殺者では非暴力的な自殺者に比べて脳白質全体のコレステロール量が低いことがわかっている。
以下は文献などではなく私の体験になる。
埼玉の開業医の先生が受診した子供の血液検査を見ると、i)フェリチン(鉄)低値、ii)コレステロール低値、iii)低タンパク状態であるという。
特にコレステロール値が低い子は聞いてみると成績が良い子は一人もおらず、ほとんどが非常に悪い。
是非どこかの学校でコレステロール値と成績を見る調査や研究をしてほしい。
