今回、羽生結弦選手が２４時間テレビでロミジュリを披露しました。
そこで、羽生選手が語った言葉から、今もずっと考えていることがあって
今回ブログに書こうと思った次第です。
「命を削る思いでこれからも頑張ります」
羽生選手がこう発した言葉。
私はふと思いました。
勇貴は、命を削って
私や娘に大切なものを残してくれた。
ううん、正確に言えば、命と引き換えに
遺された私達家族に大切なものを残してくれた。
思えば、勇貴は人一倍寂しがり屋でした。
勇貴のお兄さんは生まれつき、脳に爆弾を抱えていました。
脳動脈瘤です。
お兄さんが生まれた時に医師から２０歳まで生きられないかもしれないと宣告されたそうです。
手術しても後遺症が残る確率が高いと言われ、必ず破裂するわけではないので
ハイリスクを避けるために手術はしなかったそうです。
そんな事情があるので、当然お兄さんを大変可愛がっていたそうです。
２０歳まで生きられないかもしれない。
愛情はお兄さんに多く注がれ、しかも、親戚一同から勇貴はお父さんに外見が
そっくりだという理由だけで、嫌われる存在だったのです。
勇貴のお父さんのことを一番嫌っていたのが、お母さん方の祖母でした。
勇貴のお母さんとお父さんが結婚するときも物凄く反対したそうです。
嫌われていた理由はここでは書けませんが、結婚後も、そして、
離婚後も祖母は大変勇貴のお父さんを忌み嫌っていたのです。
お父さんは離婚後、３８歳で亡くなってしまいますが・・・。
そんな大嫌いなお父さんと外見がそっくりな勇貴。
そんな理由だけで、勇貴は孤立します。
その頃、勇貴のお母さんは離婚し、生活もあるので一生懸命仕事に
追われ、勇貴とお兄さんを養っていきました。
いつもいない家族。
年の離れたお兄さん。
お兄さんは結局、１９歳で脳動脈瘤が破裂して亡くなります。
その時、勇貴は中学３年。
中学の頃に勇貴はグレてしまい、ヤンキーになってしまいます。
喧嘩ばかりして警察沙汰になることも多く、荒れていくのです。
結局は、寂しかった。
勇貴は泣きながらそう教えてくれました。
外見がお父さんにそっくりというだけで嫌われるオレの気持ちがわかるか？
と、泣きながら私に言ってきました。
勇貴はずっと抱えて生きてきたのです。
私は、そんな勇貴を救いたいと思いました。
寂しいなら、その寂しさを私が埋めてやろうと思いました。
勇貴はそんな過去があるから、とても人の心に敏感な人でした。
人の気持ちの変化とか、私が隠していることでも言い当てられたりしました。
今回、思い出したのです。
羽生選手の命を削る思いで頑張ります。の言葉から。
勇貴は命を削って、遺された私と娘に与えてくれた。
大きな愛はいつもそこにある、と教えてくれた。
勇貴の人生そのものを使って
勇貴の生き様から体現し、教えてくれた。
そんな勇貴に対して、私は十分な愛を返してあげれただろうか。
勇貴の寂しさを全部埋めてあげることができたのだろうか。
一人勝手に先に逝ってしまった勇貴。
勇貴、今のママはどう思う？
勇貴の目にはどう写っている？
娘の親として、いい親でいるかな？
勇貴がいたら、なんて言う？
「やっぱり、バカだよなー
まぁ、いいわ。
ずっとそのままでいろよー
ママは染まらない方がいい」
なんて今も昔と同じように言ってくれる？
夢でもいいから出てきてちょうだいね。
出て、私に何か言って欲しいわ。
ダメ出しでも説教でもなんでも聞くから。
逆ギレなんか絶対しないからー。
そうそう、娘がバイトデビューしたよ。
あの娘がだよ。
お小遣いもっと欲しいんだって。
いい社会勉強だ。
もうすぐ１８になるから速攻、車の免許とらせるつもり。
大きくなったでしょ？
もう１７だよ。
たまにパパを思い出しては泣いてるよ。
パパの残していったＣＤよく聴いてるよ。
バンプが多いね。
ソールドアウトも一時期、ハマってたよ。
尾崎豊だけは聞かないねー
パパとママが大好きだった尾崎を年頃になったら聞かせようと
思ったけど、全く聞かないね。
どうやら、時代が違うからかな？
おーそうだ。
尾崎の息子、尾崎にそっくりだよ。
歌声も。
勇貴、見たらびっくりするだろねー。
ダイちゃんには会えた？
いきなりだったもん、ダイちゃん。
子供まだ５歳だったんだよ？
３人も子供と嫁さん遺してなにやってんだか。
勇貴とダイちゃんホント、サイテー。
奥さんに言われたよ。
勇貴が連れていったんじゃないかって。
そんなことする勇貴じゃないのに・・・
言われてショックだったから、付き合いやめたからね。
言っていいことと悪いことがあるよね。
言葉って凶器だ。
怖いって思った。
私も人として優しくなりたい。
勇貴みたいに優しい人になりたい。
少しは勇貴の優しさに近づけたかな？
今、ケアマネの試験勉強してるんだ。
試験勉強しなきゃいけないのに全く頭に入らないんだよね。
なんか溜まってるから、こうして吐き出してる。
愚痴聞いてくれてありがとう。
ママは頑張ってるよ。
娘もね、頑張ってる。
ＧＬＡＹのＨＯＷＥＶＥＲ久しぶりに聴いたよ。
青春だったねー
アルバムもよく買ってたねー
この曲聴いて、勇貴を思い出したんだ。
勇貴は生きていた。
沢山の愛情と優しさを抱えて
私達家族を包んでくれていた。
思い出したんだ。
私達はなんとか頑張っているよ。
生きてゆく強さを重ね合わせ愛に生きてゆくよ。
勇貴がくれた愛を大切に抱きしめて歩いていくんだ。
歩いていくよ。
そこで、羽生選手が語った言葉から、今もずっと考えていることがあって
今回ブログに書こうと思った次第です。
「命を削る思いでこれからも頑張ります」
羽生選手がこう発した言葉。
私はふと思いました。
勇貴は、命を削って
私や娘に大切なものを残してくれた。
ううん、正確に言えば、命と引き換えに
遺された私達家族に大切なものを残してくれた。
思えば、勇貴は人一倍寂しがり屋でした。
勇貴のお兄さんは生まれつき、脳に爆弾を抱えていました。
脳動脈瘤です。
お兄さんが生まれた時に医師から２０歳まで生きられないかもしれないと宣告されたそうです。
手術しても後遺症が残る確率が高いと言われ、必ず破裂するわけではないので
ハイリスクを避けるために手術はしなかったそうです。
そんな事情があるので、当然お兄さんを大変可愛がっていたそうです。
２０歳まで生きられないかもしれない。
愛情はお兄さんに多く注がれ、しかも、親戚一同から勇貴はお父さんに外見が
そっくりだという理由だけで、嫌われる存在だったのです。
勇貴のお父さんのことを一番嫌っていたのが、お母さん方の祖母でした。
勇貴のお母さんとお父さんが結婚するときも物凄く反対したそうです。
嫌われていた理由はここでは書けませんが、結婚後も、そして、
離婚後も祖母は大変勇貴のお父さんを忌み嫌っていたのです。
お父さんは離婚後、３８歳で亡くなってしまいますが・・・。
そんな大嫌いなお父さんと外見がそっくりな勇貴。
そんな理由だけで、勇貴は孤立します。
その頃、勇貴のお母さんは離婚し、生活もあるので一生懸命仕事に
追われ、勇貴とお兄さんを養っていきました。
いつもいない家族。
年の離れたお兄さん。
お兄さんは結局、１９歳で脳動脈瘤が破裂して亡くなります。
その時、勇貴は中学３年。
中学の頃に勇貴はグレてしまい、ヤンキーになってしまいます。
喧嘩ばかりして警察沙汰になることも多く、荒れていくのです。
結局は、寂しかった。
勇貴は泣きながらそう教えてくれました。
外見がお父さんにそっくりというだけで嫌われるオレの気持ちがわかるか？
と、泣きながら私に言ってきました。
勇貴はずっと抱えて生きてきたのです。
私は、そんな勇貴を救いたいと思いました。
寂しいなら、その寂しさを私が埋めてやろうと思いました。
勇貴はそんな過去があるから、とても人の心に敏感な人でした。
人の気持ちの変化とか、私が隠していることでも言い当てられたりしました。
今回、思い出したのです。
羽生選手の命を削る思いで頑張ります。の言葉から。
勇貴は命を削って、遺された私と娘に与えてくれた。
大きな愛はいつもそこにある、と教えてくれた。
勇貴の人生そのものを使って
勇貴の生き様から体現し、教えてくれた。
そんな勇貴に対して、私は十分な愛を返してあげれただろうか。
勇貴の寂しさを全部埋めてあげることができたのだろうか。
一人勝手に先に逝ってしまった勇貴。
勇貴、今のママはどう思う？
勇貴の目にはどう写っている？
娘の親として、いい親でいるかな？
勇貴がいたら、なんて言う？
「やっぱり、バカだよなー
まぁ、いいわ。
ずっとそのままでいろよー
ママは染まらない方がいい」
なんて今も昔と同じように言ってくれる？
夢でもいいから出てきてちょうだいね。
出て、私に何か言って欲しいわ。
ダメ出しでも説教でもなんでも聞くから。
逆ギレなんか絶対しないからー。
そうそう、娘がバイトデビューしたよ。
あの娘がだよ。
お小遣いもっと欲しいんだって。
いい社会勉強だ。
もうすぐ１８になるから速攻、車の免許とらせるつもり。
大きくなったでしょ？
もう１７だよ。
たまにパパを思い出しては泣いてるよ。
パパの残していったＣＤよく聴いてるよ。
バンプが多いね。
ソールドアウトも一時期、ハマってたよ。
尾崎豊だけは聞かないねー
パパとママが大好きだった尾崎を年頃になったら聞かせようと
思ったけど、全く聞かないね。
どうやら、時代が違うからかな？
おーそうだ。
尾崎の息子、尾崎にそっくりだよ。
歌声も。
勇貴、見たらびっくりするだろねー。
ダイちゃんには会えた？
いきなりだったもん、ダイちゃん。
子供まだ５歳だったんだよ？
３人も子供と嫁さん遺してなにやってんだか。
勇貴とダイちゃんホント、サイテー。
奥さんに言われたよ。
勇貴が連れていったんじゃないかって。
そんなことする勇貴じゃないのに・・・
言われてショックだったから、付き合いやめたからね。
言っていいことと悪いことがあるよね。
言葉って凶器だ。
怖いって思った。
私も人として優しくなりたい。
勇貴みたいに優しい人になりたい。
少しは勇貴の優しさに近づけたかな？
今、ケアマネの試験勉強してるんだ。
試験勉強しなきゃいけないのに全く頭に入らないんだよね。
なんか溜まってるから、こうして吐き出してる。
愚痴聞いてくれてありがとう。
ママは頑張ってるよ。
娘もね、頑張ってる。
ＧＬＡＹのＨＯＷＥＶＥＲ久しぶりに聴いたよ。
青春だったねー
アルバムもよく買ってたねー
この曲聴いて、勇貴を思い出したんだ。
勇貴は生きていた。
沢山の愛情と優しさを抱えて
私達家族を包んでくれていた。
思い出したんだ。
私達はなんとか頑張っているよ。
生きてゆく強さを重ね合わせ愛に生きてゆくよ。
勇貴がくれた愛を大切に抱きしめて歩いていくんだ。
歩いていくよ。