適当に、ボンカレー
「頑張る→ガンバレー→ボンバレー→ボンカレー」
「いや、あの、先輩? いくらなんでも無理があり過ぎるかと」
「…………宇宙の真理?」
「まぁ、電波という点では間違ってないと思います」
「いや、あの、先輩? いくらなんでも無理があり過ぎるかと」
「…………宇宙の真理?」
「まぁ、電波という点では間違ってないと思います」
抱負を語ろう
「先輩。とりあえずいきなり何もしないのはなんですし、開設した記念にこれからの抱負を語ってみてはどうでしょう?」
「抱負? 抱負、ねえ……」
「何かあります?」
「ええっと、適当に――」
「あははっ。先輩まさか、適当に頑張るだなんてありきたりなことを言うつもりじゃないですよね?」
「…………」
「す、すみません、先輩。あの、今のは聞かなかったことに――」
「……適当に」
「あ、良かった。適当に、何です?」
「……適当に、ボンカレー」
「っ!?」
「抱負? 抱負、ねえ……」
「何かあります?」
「ええっと、適当に――」
「あははっ。先輩まさか、適当に頑張るだなんてありきたりなことを言うつもりじゃないですよね?」
「…………」
「す、すみません、先輩。あの、今のは聞かなかったことに――」
「……適当に」
「あ、良かった。適当に、何です?」
「……適当に、ボンカレー」
「っ!?」
続・自己紹介
「先輩がくだらないこと言うから、僕の自己紹介が今回にまたいでしまったではないですか」
「望月 雄太。年齢15。へいへいぼんぼんな高校一年生」
「あの、自己紹介ですから、そういうことは僕の口から――」
「しかし彼には、人には見せられないもう一つの顔がっ!?」
「…………先輩?」