大腸がんの夫と心穏やかな日々を -3ページ目

大腸がんの夫と心穏やかな日々を

2015年夏、突然 大腸がんステージⅣ(肝転移)を告知された夫。迷いながらも心穏やかに過ごしていきたいと思っています

おはようございます。

 

昨日、「アメンバー限定の投稿」をさせていただいたところ、早速、何人かの方から、アメンバー申請をしていただきました。せっかくのお申し出なのですが、先輩ブロガーさんたちにならって、アメンバーは、がん罹患者またはその家族で、ブログを更新されている方、あるいは、プロフィール欄に記載のある方のみとさせていただきたいと思っています。ブログに不慣れで、あらかじめ このようなお願いをしておくべきでしたのに、事後になってしまい、申し訳ありません。よろしくお願いいたします。

 

備忘録の冒頭部分と最後の部分をこちらに転記させていただき、このブログは一旦、終了にさせていただきます。いつもあたたかい応援、本当にありがとうございました。

皆さまのご多幸をお祈りしております。

 

≪備忘録1より≫

前回の投稿に、たくさんのいいねや心温まる優しいコメントをいただき、ありがとうございました。おひとりおひとりのお心遣いに心より感謝し、ひとりじゃないんだと、とても心強く思っています。感謝です。

 

連日、不慣れな手続き等に出かけたりしてあわただしく、とにかく1日があっという間に過ぎていく感じです。ほっとしたのか、少し風邪気味です。介護や葬儀の時でなくて本当に良かったと思っています。記憶が薄れないうちに、前々回の投稿のあとのことをまとめておきたいと思います。

 

基本、自分のための備忘録です。ひとりひとり状況も違うでしょうし、前回、簡単にと予告していたのに、やっぱり覚えていることは、なんでも残しておきたくて、とても長文になってしまいました。

 

≪備忘録3より≫

2/10 通夜 2/11 告別式

長男は、7日~12日までずっといてくれて、次男、三男と相談しながら、お葬式の準備をしっかり進めてくれて感謝。当日も施主として、挨拶も全部引き受けてくれました。喪主の私は、会葬御礼の挨拶文に自分の気持ち~3年半前に病気がわかった後も『病気があったとしても病人にはなりたくない』とマイペースな生活態度を貫いた姿が、立派だったと思うこと、孫たちとのふれあいや趣味を以前にも増して楽しみ、かけがえのない思い出をたくさん残してくれたこと、その間、いつも心温かく接してくださった皆さまに、主人ともども大変感謝していたこと。罹患前も含めて、生前ご縁を紡いでくださった多くの方々のおかげで、実り豊かな人生を歩むことがで、本当に幸せものだったと思うこと~等々を書かせていただきました。主人と私の思いが皆さんに伝わっていれば嬉しいです。

 

会場には、愛用のチェロを運び、また、最後の演奏となった1/19の時の演奏写真を仲間の方が大きく引き伸ばしてくださったので、それも飾り、その他、病気になってからのたくさんの想い出の写真も飾っていただきました。そして、主人の大好きだった母校の応援歌~生前、主人がチェロ伴奏して皆さんで歌ったものをCDに落としてくださいました~を仲間の皆さんがCDに合わせて歌ってくださって、主人らしさのあふれるあたたかな雰囲気で送ることができました。皆さまに感謝、感謝です。

 

棺には、大好きだった街の歌、鳥の歌の手書きメモ入りの楽譜、1/19の最後のコンサートで弾いたチェロやリコーダーの楽譜、12月のホームコンサートのプログラム、そして、孫たちが一生懸命書いてくれたお手紙や折り紙で作ってくれた飾りも入れ、そして、最後に皆さんにたくさんのお花でいっぱいにしていただき、お別れしました。

 

雪が降るかもしれないという寒い日でしたが、たくさんの方々に参列していただいて、にぎやかなことが大好きだった主人は喜んでいたと思います。

 

その後、少し落ち着いたころ、5yearsとブログに投稿したところ、思いがけないほどたくさんのコメントや応援ポチをいただき、ただただ、感謝、感激しています。5yearsのメンバーでプロのミュージシャンのスズキイチロウさんは、主人に向けた追悼の曲をyou tubeupしてくださいました(限定公開)。昨年のクリスマスオフ会で、チェロとギターでduoしようと誘ってくださった曲とのことです。とても心にしみいる演奏で、今でもときどき、主人と一緒に聴かせていただいています。

 

がんになってしまったことは、変えられないことでしたが、こうやって多くの方々に支えていただき、最後まで自分らしい生活がおくれたこと、本当にありがたいことだと思っています。

 

長い文をお読みいただき、ありがとうございました。