甲状腺がんと一緒に・・・
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手術前④

いよいよ当日になり全裸になり買っておいたT字帯(紙のふんどし)をつけ手術着にきがえます。


ほぼ全裸(*^▽^*)



タイヤのついたストレッチャーに乗せられ、そのままエレベーターで手術室へ向かいます。

意識もあるし、自分で歩けるのに変な感じです。


入り口の自動ドアの前に来ると、入れ替わりにそれまで手術されていた人が看護師たちや先生が緊迫した様子で毛布をかぶせながら急いで運ばれていきました。





手術室に入るとテレビで見たことがある大きなライトや手術台があり、ストレッチャーから冷たくて硬い手術台にみんなで持ち上げられて移されました。


「上に布をかけるので、手術着をぬいでください。」

「はい」

もう、全裸同然ですが、ここまでくれば”まな板の上の鯉”の心境です。



すぐに両手を固定され手首あたりの血管に太い点滴針をつけられ反対側には血圧計を、体には心電図のセンサーなどいろいろなものをつけられました。


先生たちは「うらやんさん。20歳。過去に右鎖骨の骨折経験あり----」など説明をしながら打ち合わせをしています。

周りにいる看護婦さんの誰が僕の尿道に管を・・・。(*^▽^*)


麻酔医の先生が酸素マスクを顔に近づけながら「ゆっくり吸ってください。数をかぞええますから」


いや、数を数えるまでも無くすでに眠気が・・・



麻酔が効いて眠る直前に思ったことは


イキテ、メヲサマセルダロウカ・・・。




手術前③

いよいよ前日から絶食、下剤、浣腸のトリプルセット。


もともと食欲旺盛ではないのですが、これだけお腹の中がスッカラカンになると、ものすごい空腹感。


水、お茶は数時間前までOKですが、腹の足しにならない(-。-;)


手術前は恐怖感より空腹感が勝り

「あ~、早く終わって飯食いたい・・・。」としか思いませんでした。

手術前②

主治医のを交えての説明がありました。

ホワイトボードに図解しながら右側のど仏から右首に向けて切開して摘出することを聞きました。


「手術する場所に、ちょっと、マジックでしるしを書いていい?」

「え、はい。どうぞ」

「・・・これでよし。」


その部分を鏡でみてみると・・・


ほとんどマジックで書いたネックレス状態!!

右耳の下あたりまでかいてあるし( ̄_ ̄ i)



「だいじょうぶ、だいじょうぶ。これ全部切るわけじゃないから(^.^)」

「そうですか・・・。」

手術前①

手術前の一週間は、毎日一つずつ検査がありました。


看護婦さんから「手術前に剃毛します」と説明があり、”どこの毛を剃るのか・・・”と思っていたら太ももの毛でした(^-^)

手術で電気メスを使うことがあるときに太ももに電極をつけるそうで、その部分に毛があると焦げて火傷をすることがあるそうです。

また首の手術なので髪の毛も剃らないといけないかもと言われましたが、短髪だったのでセーフでした。



看護婦さんに呼ばれて「感染症予防の注射をします」といわれ腕をだしたら、

「いや、肩をだしてください」

「え?」

「肩にしますので」

「はい」

でも、注射器の持ち方がちがうな~と思っていたら

肩に垂直にブスリ。

しかも針全部刺さってるし、イテー!!。(´д`lll)

液が入ってきても、イテテ!!

針抜いた後もイタイ。


「筋肉注射いたいもんねー。よくもんどいてね(^.^)」


”そういうことは先に言ってください(-。-;)”



入院

入院が決まり、手術に向けての検査がはじまりました。


身長、体重、心電図、レントゲン、血液検査、CT検査、肺活量検査、などを一週間かけておこないます。


手術時に必要なものとして”T字帯”を買っておくように看護婦さんにいわれました。

どんなものか説明をうけて売店で購入。

まあ、簡単に言うと”使い捨てふんどし”ですね。

手術中は動けないのでこれに履き替えておくようにいわれました。


手術前の説明に女性の麻酔科医がきました。


「手術台に乗って、手首に太い点滴管をつけます。麻酔は始める前にマスクを当てるのでゆっくりすいこんでください。あと、場合によっては脊髄麻酔をするかも知れません。

手術中はトイレに行けないので、始める前に、絶食、下剤と浣腸で完全におなかを空にします。そのときには、水以外のものは終わるまでとることはできません。」


「はい。」


「あと、膀胱に管をとおして、おしっこを、そのままできるようにします。」


「え、管をとおすって・・・」


「麻酔したあとに尿道から通すからいたくないですよ。(^.^)」


いやいや、どんな状態に・・・。


「あと、それと」

「それ、どの看護婦さんがやるのがいいかリクエストあります(*^ー^)ノ」


「ありません(*^o^*)」