担当:とみ

 

Q.1 1-4-2 アスペクト比が高いほどベストスマイルということでしょうか。

アスペクト比は高い方が好ましいのでしょうか。

A.1 アスペクト比が高いほどベストスマイルというわけでなく、アスペクト比が黄金比に近いほどベストスマイルであることが実験によって観察されています。

今回の実験では、被験者に魅力的な笑顔とそうでない笑顔を選択してもらい、それぞれの笑顔のアスペクト比を算出するというものでした。被験者が魅力的に感じた笑顔の画像は比較的黄金比のアスペクト比に近く、魅力的に感じなかった笑顔はベストスマイルに比べて明らかにアスペクト比が黄金比から離れていました。

今回の実験では笑顔の黄金比アスペクト比に関する論の裏付けになったといえます。

 

Q.2 自然の笑顔ではなく、作った笑顔でも魅力的な笑顔になるのですか?

A.2 自然の笑顔の方が魅力度は高いですが、作り笑いでも魅力は感じ取られています。

1-4-4でも述べたとおり、自然な笑顔と作った笑顔ではアスペクト比に多少の差が生まれました。自然な笑顔ではアスペクト比が黄金比に近く、作った笑顔では自然な笑顔と比較したとき黄金比から離れた値になりました。

また、3-3での実験より、作り笑いでも受け手は好印象を受けることが明らかになっています。

 

Q.3 3-2-1ネガティブな影響は作り笑いをしている側にあり、されている側には何か影響はありますか。

A.3 レジュメでも述べたとおり、作り笑いの受け手は敵意を抱く可能性があります。敵意とはネガティブ感情なため、受け手としては不快感が残ってしまいます。

また、作り笑いをしている人に対する不信感も起きてしまうため、コミュニケーションにおいて相手への不信感を感じた瞬間からストレスがかることが考えられます。

 

Q.4 3-2-1bなぜ日常において作り笑いの頻度が高い人は低頻度に対して精神的健康度が低いのか気になりました。

A.4レジュメ内でもある通り感情と反した作り笑いには心理的抑圧が働くと考察されます。面白くもないのにコミュニケーションを円滑にするための仕方が無い笑顔は精神的疲労に繋がります。そのため、日常的に作り笑いをしチル人、しなくてはいけない人は精神的に悪影響が出ていることが数字で証明されています。

 

Q.5 3-2-2整膚についてもっと詳しく説明していただきたいです。

A.5 皮膚の表面を緩やかに引っ張ることで体表を刺激する方法です。

効用としては血液循環を促進し、自律神経の調節、免疫機能を高める効果があるとされています。

整膚による作り笑いの健康効果を調べる実験では、整膚を用いた笑み筋体操を行っています。

 

Q.6 3-2-2c笑いヨガはストレス(コルチゾール)の低下効果があるとありましたが、ストレスの原因はコルチゾールだけなのでしょうか?

もしストレスに複数の原因がある場合、他のコルチゾール以外の原因を緩和させる効果はあるのでしょうか?

A.6 コルチゾールとは、副腎皮質から分泌されるホルモンの一種です。コルチゾールの分泌過多は、ストレスから身を守ろうとして起きる現象であり、ストレス緩和のために働く物質です。

また、ストレスを人体が感じた際に多く分泌されるホルモンをストレスホルモンといい、コルチゾール以外にノルアドレナリンやドーパミンなどの神経伝達物質が放出されます。今回調査でわかった笑いヨガの効果は上記物質の内、コルチゾールの低下機能のみでした。

ただ、笑いヨガの効果として脈拍低下、呼吸数減少、および酸素飽和度の上昇等の身体的効果。また、副交感神経への影響や幸せホルモンと言われるセロトニンの分泌等の心理的効果など他の様々な心身への好ましい影響があります。