担当:さな
Q&A
Q1. 1970年代に観光公害が起こった場所はどこですか。
A1. 読売新聞の当時の紙面では、沖縄のサンゴ礁、天草がある熊本県の離島、愛媛県越智郡大三島などが挙げられていました。
内容としては、リゾート開発によるサンゴ礁破壊についてや、人が押し寄せたことによるゴミ問題などが起きていることについてでした。
Q2. 3-3-2 酔っ払い観光とは具体的にどのようなものでしょうか。
A2. 観光客が観光地で酔っ払い、現地住民に迷惑をかけることです。
Q3. 4-2-5で、具体的に鎌倉でどのようなマナー違反があったのか、わかれば教えてください。
A3. 鎌倉の「日常生活に観光客がもたらす負の影響を尋ねる市のアンケート」では、「街中のごみの散乱」や「話し声などの騒音」が上位となっています。
また、車道に出たり、線路内に立ち入って写真を撮ろうとすること。住民の写真を撮ってプライバシー侵害を行うことなどが起きています。
Q4. 5-3-3で、舞台が高校になっている作品の実例は何かありますか。
A4. あげればキリが無いほど沢山あるので、ここでは一部紹介します。
「やはり俺の青春ラブコメは間違っている。」渡航、ガガガ文庫
千葉市立稲毛高校
「氷菓(古典部シリーズ)」米澤穂信、角川文庫
岐阜県立斐太高校
「涼宮ハルヒの憂鬱」谷川流、角川書店
兵庫県立西宮北高校
「CLANNAD」Key
筑波大学付属駒場高校
Q5. 聖地とは、作者が公表するものなのか、読者の中での予想なのか教えてほしいです。
A5. 様々あり一概には言えません。作者が公表しているもの、作中の駅名や地名などで明らかになっているもの、読者が建物や風景から予想して聖地となったものなどがあります。
Q6. 次世代型オーバーツーリズムを防ぐために(スラダンの事例など)、フィクション作品の中に現実の舞台を入れることを禁止した方が良いとは思いますか。
A6. 実際に禁止できるかどうか、その現実性はさておき、僕はフィクション作品の中に現実の舞台を入れるのは良いと思っています。もしも、禁止となった場合、今日の日本のアニメ文化は成り立たなくなることが容易に予想できるからです。
そもそも、現実の舞台を作品内に入れる理由の一つにアニメ制作のペースが早まり、背景画が多数必要となったことで、現実の風景を元に背景を制作する事が効率的な手法となっている事が挙げられます。
一からオリジナルの街並みを制作する労力を考えると、この手法を禁止することは現状ではアニメ産業を破壊することと同義であると考えます。
Q7. オーバーツーリズムを有効に活用して発展した街などの例はありますか。
A7.探した限りでは、ありません。そもそもオーバーツーリズムは有効活用できるようなものではなく、対処しなくてはならないものです。
Q8. カウンターカルチャーとはどのような文化だったのですか。
A8. カウンターカルチャーは、社会のメインストリームを形成する支配的な文化に対置される反権威的な文化の総称のことです。
Q9. ニューエイジ・トラベラーは田舎になじみのない、都会の若者のことを意味するのでしょうか。
A9. ニューエイジ・トラベラーにおいて、都会の人かどうかは関係ありません。ここでは、田舎の牧歌的な価値観とは異なる人たちが田園地帯にやってくることが重要となっています、これが満たされていれば、都会の人でなくてもニューエイジ・トラベラーとなり得ます。