筆者:あと



Q 「日常アニメ」は年々増えているか?(本数、視聴率など)
A 2000年代に入り、本数は増加している傾向だが、ここ数年の変化についてはまだ着手できていない。今後、2011年放送アニメ作品以外の分析も行う予定。


Q 深夜アニメ数がずば抜けて多いのはなぜか?
A テレビ局に支払う電波代が安い、CMもアニメに関連したものを多く使用できるといった理由が考えられる。詳細は前期発表したレジュメに記載。


Q ドラマには3ヶ月ごとなど放送期間があるが、アニメにも決められた放送期間があるのか?
A 深夜アニメに限定すると、基本的にはドラマと同じく3ヶ月ごと。2クール連続で放送されるものもある。


Q YouTubeなどの再生回数を見ても、『サザエさん』と『ちびまる子ちゃん』の2作品がダントツに人気なのか?
A 今回は、インターネット利用については調べていないが、動画共有サイトでは、作品のアップロード時期が異なったり、著作権問題により削除されたりとなかなか比較しにくいところがあり、ダントツに人気があるとは言い切れない。YouTubeでタイトル検索してみたところ、どちらの作品も何本かアップロードされていた。


Q 『昭和物語』は何時に放送されていたのか?
A 独立UHF局が放送局であったが、開始時刻は、チバテレビ11:30~、テレ玉/三重テレビ13:00~、tvk18:30~、サンテレビ/KBS京都22:00~である。30分間放送。


Q 1で見た「憧れ」のジャンル分けはどのようになされているのか?
A 今回は、筆者が主観的に感じた「憧れ」を名付けて挙げた。ジャンル分けをしてからの視聴率調査はこれから。


Q 「アニメ評価データベースさち。」はどのように利益を得ているのか?
A HPに詳細は記載されていない。安定した運営を図るといった目的のため、サイト内の広告枠を販売している。


Q 「アニメ評価データベースさち。」の利用者、ID登録を行った人数は現在どのくらいか?
A ID登録者数の記載がないため不明。見るだけなら登録不要なので、利用者はID登録者数より多いと思われる。


Q 2-2-2.POV評価の傾向の42本中31本というのは、どういうジャンルか?また、日常×ギャグが13本なのに、笑えるというものが17本あるのはなぜか?
A 日常×ギャグの13本は筆者が分類したもので、笑える17本は他の視聴者が分類したものであるため差異が生じた。


Q 2-2-4.途中→終了でポイントが減少しているのは、日常に飽きがあるとも思うが、そういったコメントはないのか?
A そのようなコメントもある。以下引用。【最近何かと目立ってきた「日常系」だけに、見飽きたという人はいるかもしれませんね。/ずっとほのぼのとした雰囲気が続いて苦痛だった。(アニメ評価データベースさち。より)】



【参考文献・研究論文・URL】
キネマ旬報映画総合研究所 2011 『"日常系アニメ”ヒットの法則』 キネマ旬報社
キネマ旬報映画総合研究所 2012 『「アニメが好調」はどこまでが真実か?』 キネマ旬報(1609),164-167
渡邉一樹 2012 『いまや深夜が主戦場 TVアニメの未来はどっちだ』 創42(5),60-69 創出版


アニメ評価データベースさち。
http://www.animesachi.com/
(URL最終閲覧日:すべて2012年11月7日)