山海塾ファンの方、それから特に 「とばり」 を観た方は、本当に読まないで下さい。 折角の良い気分を害してしまうといけないので。 こんな妙な書き出し読んだだけでも、変な感じになってしまうかも知れませんね。 ごめんなさい。
アップしておいて、読まないで下さい、なんて、思わせぶりで嫌なんですが、じゃ書かなきゃいいだろうと言われそうですが、感想を書くんだったら、これも書かないと自分的にバランス悪いし、何より、自分でもこれ吐き出していまいたいし。 でも、罵詈雑言を堂々と書く度胸もないし。 だから、こっそり。^^; 伏字にしちゃおう。^^;
罵詈雑言なんて勢いで言ってみましたが、いや~無理無理。 山海塾に罵詈雑言なんて言える訳ありません。 文句も付けられません。 ただ、ちょっと、悪態つきたいというか、ぼやき? そう、少しぼやきたいんです。 ま、私の言う事なんて、全然大したことないんですけど、私の詰まらないぼやきを読んで、舞台の感動が損なわれたら、申し訳ないので。 と、いつまでも言い訳はキリがないので、思い切って、もう書いちゃいます。
...つまり、先週観た山海塾の舞台、「とばり」 です。 前回、2年前かな?、「とばり」を新作として観た時は、何故かこの作品にうまく馴染めず、消化不良で終わって、今回はどんな風に感じるのか不安と期待で一杯で観に行きました。 で、今回、改めて観てみたら、これがもう、前回のあの違和感は何だったんだと、2年前の自分が信じられないくらい、なんて素晴らしい舞台なんだと、感動しまくり。 本当に良かったんです。 ...では、なにが問題なんだ言うと ...、楽日の、カーテンコール(←カーテンはないけど)、あの最後のカーテンコールの時の、花吹雪 ...ですよ!
言わずと知れた、恒例の、天児さんの美しすぎる最後の挨拶の直前、いきなり降りしきる花吹雪。 最初は紙吹雪かと思いましたが、良く見たら花びらみたいでした。 ま、そんな事どっちでもいいんですけど。 ばらばらっと舞い落ちてくる花びらを見て、唖然!! もう、口あんぐりで、ただただ、唖然! 呆然! まるで、悪夢。 今思い出しても、ため息が出ます。 ため息と言うより、思わず呻いてしまいます。
紙吹雪とか、花吹雪を降らす演出なんて、今まで山海塾でありましたっけ? あったと言えば、うっすらと、そんなことが1回くらいあったような気もするけど。 前回の「とばり」 でも、これやったのでしょうか? ぜんぜん記憶にありません。 ま、私の記憶力はこんなものです、恥ずかしながら。
花吹雪自体はね、勿論、キレイでしたよ。 他の作品だったら、うっとりして、見惚れてた、と思います。 でも、でも、でも! 「とばり」 で花吹雪って、アリですか????? ね、アリですか?! 個人的には、舞台、台無し! でした。 号泣。 だって、星の瞬きだけの、他に何もないあの空間に、何もないことこそが全てのあの世界に、花吹雪って。 ありえないっしょ! 全く、信じられない暴挙です。
終演後、背景の星空がどんなに光っても、舞台の前に散らばる花びらで、美しさも半減。 いや、半減以下。 もう、ボロボロ。 花びらも、無惨に見えてしまい、可哀想でした。 帰り道は、怒りに震えながら歩いた。 誰が花びらなんて降らせたんだ。 責任者出てこい~、って。 でも、よく考えてみたら、山海塾が花びら撒き散らした訳で、それは山海塾として、あのエンディングはアリって事なんですよね。 そう思うと、今度は凹みまくり。 つまり、私、分かってないんですよね。 理解できてないんだ。 私には、山海塾、無理ってこと? 落ち込む。
いや、いや、いや、でも、しかし、ど~考えても、いくら考えても、やっぱり、あの花吹雪は、理解できません。 納得できません。 許せません。 なんかもう、怒ればいいのか、悲しめばいいのか分からない、このやり切れない気持ち。 一体、どうすればいいの? 気持ちに区切りをつけようと、とりあえず、ここで喚いてみましたが、う~ん、全然おさまらない。
勿論、最後のあの一瞬で、作品自体の素晴らしさを否定するものではありません。 本当に、素晴らしい舞台だったと思います。 でも、あのほんの数十秒で、傷ついてしまうこともある訳で、本当に、私にはすごいショックだったんです。 あぁ、せっかく大好きになった 「とばり」 なのに~~~。 兎も角、早く感想書けるようになりたい ...です。