毎日のように、鵜さん達の餌のおこぼれを貰いにやってくるアオサギがいます。
鵜飼シーズンオフの時も餌やりの時になるといつも鵜小屋の屋根に止まっていたり、鵜飼の時には、鵜舟の舳先に止まる事もしばしば。そんなアオサギ君を時にうっとおしく思う事もありました。

舟の屋根に止まるアオサギ君

ウッティーの餌を横取りしようとするアオサギ君

一月ほど前、アオサギ君の身体に釣糸が巻き付いており、何とか捕まえて糸を取ろうとしましたが逃げてしまいました。
それからずっと姿を見せなかったアオサギ君が、今日再び鵜小屋の近くにやって来たのです。
左の翼には、大きなルアーが食い込み、左足には、釣糸が何重にも絡んでいました。
松坂鵜匠がアオサギ君を捕まえ、私とちょうど、学生と共に来られていたU先生と三人がかりで、ルアーと釣糸をペンチ、ハサミ、ニッパーを使い取り外し、薬を塗って放鳥しました。
もう、会えないのかなと思っていたアオサギ君と再会出来たこと、身体に絡まったルアーと釣糸を「取ってくれ」と言っているように私達に近づいて来たこと。胸が熱くなる出来事でした。

元気になって、またこの様な姿を見せてほしいです。