クラウディオ・フィリッピーニ・トリオ @ イタリア文化会館 | まるこブログ

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昨晩は、ジャズのピアノ・トリオを聴きに、九段のイタリア文化会館まで行った。

開演まで少し時間もあったので、近くの千鳥ヶ淵を、桜を求めて歩いたが、満開まではまだまだ…

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しかし、人影少ない中、少しだけ開いた花と、沢山の蕾がつくりだす色合いの妙に、より強く春を感じた。


千鳥ヶ淵は、東京都心では随一の桜の名所。

酒臭い宴会をする人もいないし、皇居のお堀が贅沢な背景となり、どこよりも花が美しく見られる。
最高だ。


さて… 

そもそもの目的地であるジャズ・コンサートに向かう。


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私は、普段そんなにジャズを聴かない。

好きなんだけど… 特にピアノが主体のジャズは大好きなんだけども… 生演奏を聴くなんて何年ぶりだろうか?


プログラムを見ると、スタンダードな曲目が並んでいたので、なんとなくオールドファッションな演奏を予想していた。

なにしろ、このトリオについて何の予備知識も無ければ、演奏の録音も聴かず、「誘われたから来た」という観客…の私であった。

ところが…だ!

いやぁ~~ 惹きこまれる、心つかまれる!
センス良い構成と演奏に、「次は?」「それで?」と前のめりになったまま、気がついたらエンディングだった。

素材こそスタンダードな曲目だったが、その料理の仕方は様々で、ほとんど原曲が解体されたものから、あえてベタに「御存知!」という音がポンと出てくるものまで、とにかく幅広かった。

いやほんと、センス抜群。

イタリア人らしい、音楽の歴史の底深さ、奥行きがあり、歌心も豊か。
でもそこにクールな洗練もあって、リズムは垢抜けてるし、その空間の居心地ときたら!
すっごくエレガントだった。

行ってよかった。
聴けてよかった。


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それはさておき…

イタリア文化会館のホールの座席なんだけども…
もう、毎回思ってるのだけど…
この座り心地の悪さは、都内でも屈指の酷さだ。

なぜ、この椅子デザインにしたのか疑問もいいとこ。
腰痛持ちには拷問レベル。
地下鉄のホームにあるベンチの方が、まだマシだ。


ただ… 昨夜の演奏は、途中からは、この椅子の辛さも忘れるほど、楽しかった!







クラウディオ・フィリッピーニ・トリオ


クラウディオ・フィリッピーニ
Claudio Filippini 
(ピアノ)

ルカ・ブルガレッリ
Luca Bulgarelli
 (ベース)

マルチェッロ・ディ・レオナルド
Marcello Di Leonardo 
(ドラムス)



プログラム

Impressions 
Autumn Leaves 
Round Midnight
I Didn't Know What time it was
Moon River
Stolen Moments  
Jitterbug Waltz
A Night In Tunisia
What a Wonderful world