佐々木 倫子, 綾辻 行人
月館の殺人 上 IKKI COMICS
綾辻 行人, 佐々木 倫子
月館の殺人 (下)  小学館

※ネタばれ有り。


綾辻行人さん、館シリーズのコミック版。

お話は、マンガの為の書き下ろし。

綾辻さんの書く小説なのに、


「何故、佐々木倫子さんっ!?イメージがちょっとあわんっ!」


と、思っていたら、ちゃんと理由がありましたよ。

佐々木さんの描く女の子でなければ、オチにならない理由が・・・。(笑)

佐々木さんの描く女の子と言えば、私の中では、

菱沼さん(動物のお医者さん。)なんですがね。(笑)


天蓋孤独だと思っていた女の子が、

唯一の肉親だと言う、祖父に会いに、

沖縄から、北海道へとやって来た。

北海道に着き、列車へと乗り換える。

鉄道オタクの同乗者が言うには、この列車は特別な列車だと言う。

そして、ココに招待されたと言うことは、特別な意味を持っていて・・・。

そんな中、事件は起きた。

初めて乗る電車、初めて会う人たち。

列車と言う密室空間の中に犯人は必ずいる・・・・。



ここでも、綾辻さんのお話ならではの、大どんでん返しが、


キタァァーーーーーッッ!!


犯人が、もう、絶対ありえない人なんですヨ。

もう、そんなぁ~。見たいな。

厳密に言うと、犯人は二人いるんですが、

な~んと、犯人を殺した犯人と言うのが、


主人公。(18歳・女の子)


しかも、無意識の殺人偶然の産物だったりするし・・・・。

今までかつて、主人公が犯人だなんて、ありえない・・・・。^Д^;ゝ

そして、もっと有り得なかったのが、


原作者あとがき・・・。



裏表紙の裏に、見難いインクで印刷してありましたヨ・・・。

さすがわ、綾辻さん。

読者への挑戦がいっぱい。

次回作も楽しみ~。