ホラー映画『M3GAN』 エンディングテーマ

Basil Kirchin - Silicon Chip

 

 

人間と人形の間を行くミーガンの動きに感動し、作品の出来に満足し、

余韻に浸りながらエンドロールを眺めるうち、流れる楽曲の出来に興奮しました。

最高でしょう。

 

選曲までセンスに溢れているとはミーガン恐るべし。

 

1960年代以降の有名どころは一通り聴いたつもりでも聴き覚えが無いため、

「新鋭アーティストかな?」と気になってすぐ調べまして。

 

① アーティスト/バジル・カーチン …名前すら知らない

② 制作年/1979年 …1979!? 44年前にこれほど洗練された楽曲を制作?

③ 制作時の年齢/52歳 …52!? 50代でこれほど洗練された楽曲を制作?

 

何重にも驚きました。

1970年代の作品として見ると明らかにオーパーツで、ちょっとしたホラーですよね。


当時、Basil Kirchinを知る音楽マニアは日本に何人いたのでしょうか?

 

制作年等の真偽はさておき、

あまりにも良曲だったので少しでも世に広めたいと思い、頭に持ってきました。

偶然このページを目にした方の印象に残ると嬉しいです。

 

 


 

black midi

 

スタジオアルバムのみならず、ライブも変態級ですね。

極めて複雑な楽曲群をたった4人で見事にライブ用に再構築しています。

企業の会議室から始まるアーティストではこの演奏は難しいのではないでしょうか?

 

20代半ばにして高い演奏力深い音楽造詣を持ち合わせていることが分かります。

となると、ライブを経ての新アルバムがまた楽しみですね。

 

↑BPM速めのアルバムバージョンより更に速め

 

↑ライブ会場であるニューヨーク出身のアーティスト、

LCD Soundsystemの楽曲『Daft Punk Is Playing at My House』を前奏に入れる遊び心も。

しかも「♪Black Midi is playing in Central Park」の替え歌付きです。

 

 


 

Primal Scream

 

曲終わりのボビーの表情!笑

 

 

マイ・ブラッディ・ヴァレンタインのケヴィン・シールズ、

ストーン・ローゼズのマニ、

歴史を塗り変えたグループに在籍する二人が加わったベストメンバー時の演奏。

 

MC5調の凄まじい演奏と何やら怪しげなメンバーの姿が国営放送に乗るのですから

こと音楽に関してはイギリスが羨ましいです。

 

日本のTV音楽番組も演奏・歌唱ともにライブでお願いしたいです。

リリース音源が流れてそれっぽく振る舞う映像では何らの熱も凄みも感じられず…

予算や準備の問題?

それとも音楽はおまけで、実質アイドルとして売りたいのでしょうか?

 

演奏力・歌唱力は二の次で、

不完全な生演奏が完全なリリース音源を上回る瞬間が観たいです

 

 


 

The Smashing Pumpkins

 

 

TV放送関連では、最近発見したこちらのアコースティックバージョンも素晴らしい。

 

私の音楽の原体験が彼らで本当に幸運でした。

今で言えば、漫画を知らない子供が初手で鬼滅の刃なんかに出会う感覚でしょうか?

 

発表当時は凡作と評された4thアルバム『Adore』も久しぶりに聴くと悪くない。

どころか、ダークな中に垣間見える美しいメロディのコントラストが秀逸では?

 

2nd・3rdと歴史的名盤を連発したため、

4th発表前は皆の期待が天井知らずで高まりすぎましたね。



↑今回、最初に挙げたSilicon Chipは「♪We must be friends」。

こちらは「♪We must never be apart」。

全くの偶然ですけれど、言わんとしてることは少し似てますね。

 

改めて見るとメンバー全員個性的だなあ。

単純に魅力的な人たちが集まった結果としての、この人種・性別構成という。

流行りの数合わせとは違う、真の意味での多様性ではないでしょうか?




 

Liam Gallagher

 

 

サマソニではオアシス直世代ではない20代前半以下の観客が客席を占めていました。

彼らは序盤から号泣していて、その様子に私も貰い泣きしました。


20代前半の涙はリアムがもたらす多幸感・高揚感から来るものでしょうが、

オアシス絶頂期もリアムの苦しい時期も変わらず応援してきた身からすると、

一度は引退に追い込まれたリアムが最前線に復帰し、世代を越えて愛される姿

感動せずにはいられません。

 

ひとつのエンタメが世代を越えるって本当に稀ですよね。

 

リアムのドキュメンタリー映画『As It Was』を見る限り、

奇跡的な復活劇マネージャー・デビーの存在も大きいのではないでしょうか?

リアムの才能に絶対的な信頼を寄せつつ、プロとしての改善点ははっきり指摘する。

彼女の方が精神年齢は高そうです。

 

彼女を裏切らない限り、リアムの音楽活動は安泰かも?

 

miletさんやニューヨーク嶋佐さんがオアシスやリアムを取り上げてくれていることも

いちファンとして滅茶苦茶嬉しいです。

熱がどんどん広がってほしい。more powerで。

 

私調べでは、オアシスファン・リアムファンに根が悪い人はいないのです。はい。