⒈
black midi『Hellfire』(2022)
昨年末の出会い以降、病み付きになっているアルバム。
アルバム全体に漂う混沌と張り詰めた空気がプログレファンには堪りません。
↑僅か85秒のオープニング曲から、これでもかの情報量。
アルバム全体像の把握に時間を要しました。(アルバムジャケットを把握するくらい難しい?)
↑アルバムで聴くと各曲が途切れなく綺麗に繋がっていて、
全9曲と見ることもできれば、アルバムを通して大きな1曲と見ることもできます。
流行の中に異物が混ざると、
その異物は時に強烈な個性になり、夜空に輝く月のように一際明るく映りますね。
この変態音楽を作ったメンバー、なんと全員20代前半なのだとか。
新星が次々と現れるエンタメは楽しいです。終わりがないですから。
⒉
Primal Scream
black midiの異様すぎる音楽性、誰かと波長が似ているとずっと考えていまして…
『XTRMNTR』『Evil Heat』期のプライマル・スクリームも近いかもしれません。
20年以上前の作品とは思えないですね。
むしろ2023年の音楽より新しく聴こえるくらいです。
マイブラの司令塔、天才ケヴィン・シールズの製作参加も大きな要因でしょうか?
⒊
Noel Gallgher - Pretty Boy
⑴
6月発売の新アルバムからのシングル曲。
地味な始まりですが最後まで聴くと化けます。
The Cureの『A Forest』そのままではあります。笑
でも、ノエルは今曲のリミックスをキュアーに依頼していますし、
ノエル流のリスペクトも表明していますから、オマージュとして許されますよね。
(オマージュかどうかの線引きはリスペクト!)
新アルバムはノエルのルーツである1980年代音楽の影響が大きいのだとか。
ただ、実験作3rdの経験が活きていて、リズムは現代風に洗練されて聴こえます。
アルバム発売が楽しみです。
⑵
最近、ノエルは離婚しまして、悲劇のはずなのですが
「オアシス再結成の障害がなくなった!」と世界中のファンが歓喜していて面白いです。
応援している人の離婚なのに。笑
再結成してもしなくても、お互い刺激し合いながら良い音楽を届けてほしいです。
⒋
Liam Gallagher
ネブワース22のライブ盤発売は権利的に難しいのでしょうか?
冒頭に映る8歳の天才少女オードリナちゃんに映画版で何度も笑わせられました。
ファンが若返りし過ぎでは?